観光

屈斜路湖観光ガイド

砂湯・和琴半島・美幌峠と白鳥飛来

摩周湖観光協会・弟子屈町公式・美幌町の道の駅など一次情報にもとづき、屈斜路湖の砂湯・和琴半島・コタンの湯・美幌峠展望台・津別峠、冬の白鳥飛来までを2026年9月時点でまとめて解説します。

屈斜路湖畔の砂湯から見る湖面と対岸の山並み

Photo: Lake kussharo sunayu with swan / Wikimedia Commons

編集部
くしろポータル編集部

釧路市・釧路町在住の編集部が一次情報・公的機関データをもとに執筆。編集方針

この記事のポイント

  • 1屈斜路湖は面積79.7平方km・周囲57kmの日本最大のカルデラ湖。湖畔に砂湯・コタンの湯・池の湯・和琴温泉と無料の露天風呂が点在する(摩周湖観光協会公式)
  • 2砂湯は24時間無料で砂を掘ると温泉が湧き、湖を見下ろす道の駅『ぐるっとパノラマ美幌峠』は標高約525mで景観ランキング6年連続1位
  • 3冬は温泉熱で凍らない水面にオオハクチョウが飛来し、全面結氷する湖としては日本一の大きさで御神渡り現象も見られる

屈斜路湖は弟子屈町にある日本最大のカルデラ湖で、摩周湖観光協会の公式サイトによると面積79.7平方km・周囲57km・最大水深125m。湖畔には砂を掘ると温泉が湧く「砂湯」、混浴の露天風呂がある和琴半島、無料の野湯「コタンの湯」「池の湯」が点在し、湖を見下ろす道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」や津別峠展望施設からは大パノラマを楽しめる。この記事では摩周湖観光協会・弟子屈町・美幌峠・津別町の各公式サイトで確認できた情報にもとづき、屈斜路湖の見どころと釧路からのアクセスを2026年9月時点でまとめる。最新情報は各公式サイトで確認してほしい。

屈斜路湖とは|日本最大のカルデラ湖

摩周湖観光協会の公式サイトによると、屈斜路湖は面積79.7平方km・周囲57km、最大水深125m、湖面の標高は121mで、世界でも有数の大きさを誇る屈斜路カルデラに位置する日本最大のカルデラ湖だ。水源の8割が湧き水とされ、湖の中央に浮かぶ中島は周囲12km・面積5.7平方kmと、淡水湖内では日本一大きい島とされている。

湖の南側には和琴半島が突き出し、湖畔には砂湯やコタンの湯、池の湯といった無料の野湯が点在する。摩周湖・硫黄山(アトサヌプリ)とあわせて阿寒摩周国立公園内の主要な観光エリアを構成しており、川湯温泉・硫黄山の情報は「川湯温泉観光ガイド」、摩周湖の情報は「摩周湖完全ガイド」でも紹介している。

砂湯|掘れば温泉が湧く無料スポットとキャンプ場

屈斜路湖畔で最も知られたスポットが「砂湯」だ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、所在地は北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔砂湯で、営業時間は24時間・料金は無料・定休日はなし。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉で、砂浜を掘ると自分好みの露天風呂を作れる独特なスポットとして紹介されている。

湖畔には「RECAMP砂湯」というキャンプ場が併設されている。同サイトによると、2026年の営業期間は4月24日〜11月23日で、駐車場あり。料金は湖畔/区画サイト(70㎡)3,400円〜、湖畔/ビッグ区画サイト(150㎡)5,100円〜、ソロ・デュオ用区画サイト(50㎡)1,500円〜、フリーサイト(70㎡)1,900円〜、デイキャンプ(70㎡)500円〜など複数プランが用意されている。釧路周辺のキャンプ場情報は「釧路のキャンプ場ガイド」もあわせて参考にしてほしい。

食事・買い物の拠点になるのが、砂湯レストハウス「レタラチップ」だ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、所在地は屈斜路湖畔砂湯(電話015-484-2106)、駐車場は約150台、定休日なしで、営業時間は8:00〜17:00(7・8月は18:00まで)。名物「クッシーラーメン」やいも団子、ソフトクリームなどを扱い、貸しボート・モーターボートは500円〜で利用できる。

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和琴半島|自然探勝路と和琴温泉の混浴露天風呂

屈斜路湖の南側に突き出た和琴半島は、かつて溶岩ドームだったものが長い年月を経て湖岸とつながり半島になったとされ、摩周湖観光協会の公式サイトによると所在地は北海道川上郡弟子屈町屈斜路 和琴半島。半島全体が原生林に覆われ、地熱が高く冬でも凍結しない場所があるという。

半島を一周する「和琴自然探勝路」は総延長約2.5km、所要30〜40分。入り口には周辺の自然や地形を紹介する「和琴フィールドハウス」があり、駐車場脇の土産店では名物のいも団子が購入できる。水辺の利用については釣りやカヌー・SUPなどに関する「和琴ルール」が定められているため、水面を利用する場合は現地の案内に従いたい。

半島の付け根には「和琴温泉」の露天風呂がある。摩周湖観光協会の公式サイトによると、所在地は屈斜路湖畔和琴、営業時間は24時間・定休日なし、泉質は単純温泉(中性低張性高温泉)。大きな三日月形の湯船は底の玉砂利から湯が湧き出す造りで、脱衣所は設置されているが完全な混浴だ。湖へ流れ出す湯量を土嚢で調整することで湯温を変えられるという。自然情報の問い合わせ先は和琴フィールドハウス(015-484-2835・4月下旬〜10月末)、または環境省阿寒摩周国立公園管理事務所(015-483-2335)。

コタンの湯・池の湯|湖畔の無料露天風呂めぐり

屈斜路湖畔には、砂湯・和琴温泉のほかにも無料で入れる野湯が点在する。

「コタンの湯」は屈斜路古丹に位置する石造りの露天風呂で、摩周湖観光協会の公式サイトによると24時間入浴可能だが、湯温管理は11:00〜15:00のみ。金曜日は清掃のため16時からの利用となる。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で、男女別の脱衣所はあるが基本的には混浴。冬季は目の前に白鳥が浮かぶ景観が見られるという。問い合わせ先は弟子屈町役場観光商工課(015-482-2940)。

「池の湯」は屈斜路湖池の湯に位置し、営業時間は24時間・料金は無料・定休日なし。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉で、池のように大きな湯船が特徴の開放的な造りだ。男女別の簡素な脱衣所があり、湯温はやや低めで長時間の入浴に向くという。近くには松浦武四郎の歌碑もある。問い合わせ先はコタンの湯と同じく弟子屈町役場観光商工課(015-482-2940)。

施設名所在地利用時間・定休日料金泉質
砂湯屈斜路湖畔砂湯24時間・無休無料ナトリウム・炭酸水素塩泉
和琴温泉屈斜路湖畔和琴24時間・無休公式サイトに料金記載なし単純温泉(中性低張性高温泉)
コタンの湯屈斜路古丹24時間(湯温管理11:00〜15:00)・金曜は16時より公式サイトに料金記載なしナトリウム-炭酸水素塩泉
池の湯屈斜路湖池の湯24時間・無休無料ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉

いずれも脱衣所は簡素で、混浴または脱衣所のみ男女別という造りが多い。タオル・着替えは持参し、石けん等の使用は控えるのが基本マナーだ。

美幌峠|道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」の大パノラマ

屈斜路湖を北西から見下ろす美幌峠には、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」がある。公式サイトによると所在地は〒092-0022 北海道網走郡美幌町古梅(電話0152-77-6001)、標高は約525mで、眼下に屈斜路湖を一望できる。国土交通省が毎年発表する北海道「道の駅」ランキングの景観部門では6年連続1位を獲得しているという。

営業時間は4月下旬〜10月が9:00〜18:00、11月〜4月下旬が9:00〜17:00。駐車場は大型14台・普通車120台(身障者用4台)が確保されている。公式サイトには定休日の明記がなかったため、訪問前に最新情報を確認してほしい。

津別峠|標高947mの展望施設

美幌峠と並ぶ屈斜路湖の展望スポットが、隣接する津別町の津別峠展望施設だ。津別町の公式サイトによると、標高947mの津別峠展望施設は屈斜路カルデラの外輪山にある展望施設の中で最も高い地点に位置し、展望台からは360度のパノラマで屈斜路湖の向こうに広がるオホーツク海、雌阿寒岳・雄阿寒岳の稜線、大雪連山まで見渡せるという。

開館期間は6月1日〜10月31日で、開館時間は9:00〜19:00(トイレは24時間使用可)。駐車場は長時間利用(2時間以上の駐車)が禁止されている点に注意したい。所在地は〒092-0292 北海道網走郡津別町字幸町41、問い合わせ先は津別町産業振興課商工観光係(0152-77-8388)。

冬の屈斜路湖|白鳥飛来と全面結氷・御神渡り

屈斜路湖は冬になると、また違った表情を見せる。摩周湖観光協会の公式サイトによると、屈斜路湖は全面結氷する湖としては日本一の大きさで、湖面が割れて盛り上がる「御神渡り」現象が起こり、高さ2m・長さ10kmにも成長することがあるという。

冬にはシベリアから多くの白鳥がこの湖に集まる。弟子屈町・川湯ビジターセンターの公式サイトによると、夏をシベリアで過ごすオオハクチョウは、繁殖地が凍結する秋ごろになると日本へ飛来し、道内各地の湖沼で越冬するという。屈斜路湖では、地熱の影響で真冬でも凍らない砂湯やコタンの湯、池の湯周辺の水面に白鳥が集まる姿が見られる。飛来のピーク時期や滞在期間は年によって変動するため、訪問シーズン直前に最新情報を確認したい。釧路管内の白鳥観察スポットは「釧路の白鳥観察ガイド」でもまとめて紹介している。

冬季は道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」の営業時間が11月〜4月下旬は9:00〜17:00に切り替わるものの営業自体は続く一方、津別峠展望施設は開館期間(6月1日〜10月31日)外にあたるため閉鎖される点に注意したい。

釧路・摩周湖からのアクセス

摩周湖観光協会の公式サイトによると、弟子屈町へは釧路・女満別・中標津の3空港からいずれも車で1時間強の距離とされている。弟子屈町公式サイトのアクセス案内では、釧路市から弟子屈町市街地までは車でおよそ80分。屈斜路湖畔(砂湯など)へは、弟子屈町市街地からさらに北上する形になる。

釧路市街地からは、国道391号線を北上して弟子屈町方面へ向かい、川湯温泉方面を経由して屈斜路湖畔に至るルートが一般的だ。摩周湖・硫黄山・屈斜路湖を1日で回りたい場合、阿寒バスが運行する定期観光バス「ピリカ号」(釧路→摩周湖→硫黄山→屈斜路湖→阿寒湖→釧路空港→釧路、所要8時間55分)を利用する方法もある。摩周湖・阿寒湖への具体的な車・バス・JRの所要時間比較は「釧路から摩周湖・阿寒湖へのアクセス完全ガイド」にまとめている。

美幌峠側からは、国道243号線沿いに道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」があり、網走方面からのドライブルート上の休憩地点としても利用しやすい。冬季は路面凍結が起きやすいため、スタッドレスタイヤの準備と余裕のある移動計画を心がけたい。

季節ごとの見どころと周辺観光との組み合わせ

屈斜路湖は季節ごとに異なる表情を見せる。夏は湖でのアクティビティやキャンプ場「RECAMP砂湯」の利用に適した季節で、和琴半島の自然探勝路も歩きやすい時期だ。6月〜7月頃はつつじヶ原など周辺で植生の見頃を迎えることもあるため、あわせて確認したい。津別峠展望施設が開館するのも6月1日〜10月31日で、屈斜路湖を見下ろす大パノラマを楽しめる期間はこの間に限られる。

冬は前述のとおり白鳥飛来と御神渡りが見どころだが、津別峠は閉鎖されるため、屈斜路湖を見下ろす展望は美幌峠側が中心になる。砂湯・コタンの湯・池の湯は年間を通じて24時間利用できるため、季節を問わず立ち寄りやすいのも屈斜路湖の特徴だ。

周辺観光との組み合わせでは、硫黄山・川湯温泉との周遊が定番となる。硫黄山の駐車場は摩周湖第一展望台の駐車場と共通券になっており、詳しくは「川湯温泉観光ガイド」で紹介している。摩周湖・阿寒湖をあわせて巡る道東周遊のモデルコースは「道東3日間の旅程モデル」も参考にしてほしい。弟子屈町全体の観光情報は「弟子屈町観光ガイド」でもまとめている。

Q1. 屈斜路湖はどんな湖ですか?

A: 摩周湖観光協会の公式サイトによると、面積79.7平方km・周囲57km・最大水深125mの日本最大のカルデラ湖で、湖面の標高は121mです

Q2. 砂湯とはどんな場所ですか?

A: 屈斜路湖畔にある無料の温泉スポットで、24時間・年中無休で利用でき、砂浜を掘ると自分好みの露天風呂を作れます(摩周湖観光協会公式)

Q3. 和琴半島にはどんな見どころがありますか?

A: 一周約2.5km・所要30〜40分の和琴自然探勝路と、半島の付け根にある混浴の和琴温泉露天風呂があります

Q4. 美幌峠の道の駅の営業時間は?

A: 4月下旬〜10月が9:00〜18:00、11月〜4月下旬が9:00〜17:00です(道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」公式サイト)

Q5. 釧路から屈斜路湖へはどう行けばいいですか?

A: 国道391号線で弟子屈町方面へ向かうのが基本ルートです。釧路市から弟子屈町市街地までは車でおよそ80分(弟子屈町公式サイト)、そこから屈斜路湖畔へはさらに北上します

※本記事は2026年9月時点で各公式サイトを確認して作成しています。営業時間・料金・アクセスは変更される場合があるため、最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

知っておきたいポイント

  • 1砂湯は24時間・無料・年中無休。砂を掘れば自分だけの露天風呂を作れる(摩周湖観光協会公式)
  • 2砂湯レストハウス『レタラチップ』の駐車場は約150台。営業は8:00〜17:00(7・8月は18:00まで)で無休
  • 3美幌峠の道の駅『ぐるっとパノラマ美幌峠』は標高約525m。国交省の北海道『道の駅』景観部門ランキングで6年連続1位(美幌峠公式)
  • 4和琴半島の自然探勝路は一周約2.5km・所要30〜40分。半島の付け根には混浴の和琴温泉露天風呂がある

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この記事の信頼性について

著者

くしろポータル編集部

最終更新

2026-09-22

出典の最終確認

2026-09-22

本記事は北海道釧路市・釧路町を生活拠点とするくしろポータル編集部が、釧路在住者の視点で執筆。公的機関の一次情報・現地確認・公式サイト・在住者の経験を基にリサーチし、 固有名詞・数値は公式サイト等の一次情報で確認し、確認に使った情報源は下の「参考にした公式情報」に掲載しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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