観光

道東周遊モデルコース

釧路発2泊3日・3泊4日の阿寒・摩周・知床ドライブ

釧路発着の道東周遊モデルコースを2泊3日・3泊4日で紹介。釧路湿原→阿寒湖→摩周湖・屈斜路湖(川湯温泉泊)→知床・厚岸・根室を巡るレンタカープランを、区間の距離・所要時間つきで解説。冬期の通行止めなど公式情報にもとづく2026年9月時点の内容です。

釧路空港発着で阿寒湖・摩周湖・知床を巡る道東周遊ドライブルートの風景

Photo: Lake Mashū 20140809-1 / Wikimedia Commons

編集部
くしろポータル編集部

釧路市・釧路町在住の編集部が一次情報・公的機関データをもとに執筆。編集方針

この記事のポイント

  • 1釧路空港発着で釧路湿原→阿寒湖→摩周湖・屈斜路湖(川湯温泉泊)→知床または厚岸・根室を回る2泊3日・3泊4日の道東周遊モデルコース
  • 2阿寒湖温泉→道の駅摩周温泉は環境省公式コースで約47分・39.4km、釧路市街から羅臼町までは約160.7km・2時間40分(羅臼町公式)
  • 3摩周湖第三・裏摩周展望台と国道334号知床横断道路には冬期通行止め区間があり、季節に応じたルート選びが必要

道東周遊のモデルコースは、たんちょう釧路空港を拠点にレンタカーで「釧路湿原→阿寒湖→摩周湖・屈斜路湖→知床または厚岸・根室」を回るルートが基本形です。本記事では、釧路観光コンベンション協会・阿寒摩周国立公園広域観光協議会・弟子屈町・環境省・羅臼町・厚岸町・浜中町・根室市観光協会など各公式サイトで確認できた区間の距離・所要時間をもとに、2泊3日と3泊4日それぞれのモデルコースを2026年9月時点の情報で整理します。冬期の通行止め区間や、レンタカーを使わない場合のJR・バスの代替ルートもあわせて紹介します。

道東周遊モデルコースの全体像|釧路空港を拠点にした周遊ルート

道東周遊は、たんちょう釧路空港でレンタカーを借りて出発し、同じ空港に戻ってくる「イン・アウト同一」の周遊ルートを組みやすいのが特徴です。たんちょう釧路空港公式サイトによると、空港からJR釧路駅までは車で約50分。空港到着後にレンタカーを受け取り、その日のうちに釧路湿原方面へ向かうスケジュールを組めます。

周遊の骨格は次の4エリアです。

  1. 釧路湿原エリア(釧路市・釧路町・鶴居村):釧路市湿原展望台や細岡展望台など複数の展望台が点在
  2. 阿寒湖エリア(釧路市阿寒町):マリモで知られるカルデラ湖と温泉街
  3. 摩周湖・屈斜路湖エリア(弟子屈町):摩周湖第一展望台・硫黄山・川湯温泉が拠点
  4. 知床エリアまたは厚岸・根室エリア:知床(斜里町・羅臼町)は道東北部、厚岸・根室は道東南東部の太平洋側で、方向がまったく異なる

このうち①〜③は2泊3日・3泊4日どちらのプランでも共通しますが、④は日数と好みに応じて「知床」か「厚岸・根室」のどちらかを選ぶ、あるいは3泊4日なら両方に触れる形になります。エリアごとの詳しい見どころは、釧路湿原ドライブガイド阿寒湖の観光ガイド摩周湖完全ガイド厚岸・霧多布ドライブガイドで個別に解説しているので、本記事とあわせて読むとルートの解像度が上がります。釧路市街地だけで完結する短時間プランは釧路観光モデルコースも参考にしてください。

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【2泊3日】道東周遊モデルコース|釧路湿原→阿寒湖・摩周湖→知床または厚岸・霧多布

まずは、道東の主要スポットを効率よく回る2泊3日プランです。1日目に釧路湿原、2日目に阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖(川湯温泉泊)、3日目に知床方面または厚岸・霧多布方面を回って釧路空港へ戻ります。

1日目|釧路空港到着→釧路湿原→釧路市街泊

たんちょう釧路空港でレンタカーを受け取り、釧路湿原エリアへ向かいます。釧路市湿原展望台・北斗展望地・細岡展望台など、駐車場の台数や入館料、展望台ごとの特徴は釧路湿原を車で回るモデルコースにまとめています。時間に余裕があれば、鶴居村のタンチョウ観察スポットに立ち寄るのもおすすめです。詳しいアクセスは鶴居村観光ガイドを参照してください。夜は釧路市街に宿泊します。

2日目|阿寒湖→摩周湖・屈斜路湖(川湯温泉泊)

朝、釧路市街から阿寒湖温泉へ向かいます。阿寒湖温泉では遊覧船やアイヌコタンなど、湖と文化の両方を楽しめます(詳細は阿寒湖の観光ガイド)。

阿寒湖温泉から摩周湖方面へは、環境省の阿寒摩周国立公園ドライブコース紹介によると、阿寒湖温泉→双湖台(16分・13.4km)→双岳台(5分・3km)→道の駅摩周温泉(26分・23km)というルートで、合計は約47分・約39.4kmです。道の駅摩周温泉から摩周湖第一展望台まではさらに約12分・約9.8kmとされています。午後に摩周湖第一展望台を訪れたあと、弟子屈町の川湯温泉エリアに宿泊するのが2日目の基本形です。摩周湖の3展望台の違いや見頃の季節は摩周湖完全ガイド、川湯温泉エリアの詳細は川湯温泉ガイドで紹介しています。

3日目|知床または厚岸・霧多布→釧路空港

3日目は、知床方面か厚岸・霧多布方面のどちらかを選んで釧路空港へ戻ります。両方向は道東の中でも反対側にあたるため、2泊3日ではどちらか一方に絞るのが現実的です。

知床を選ぶ場合:知床半島には斜里町側(ウトロ)と羅臼町側の2つの玄関口があります。釧路市街から羅臼町までは、羅臼町公式サイトによると車で約160.7km・2時間40分です。知床エリアの見どころ・アクセスの詳細は知床観光ガイドにまとめているので、あわせてご覧ください。羅臼側から釧路空港へ戻る場合も同程度の距離を走ることになるため、3日目は移動時間に余裕を持たせたスケジュールを組みましょう。

厚岸・霧多布を選ぶ場合:川湯温泉から一旦弟子屈・釧路方面へ戻り、そこから太平洋側の厚岸町・浜中町(霧多布)へ向かいます。厚岸町公式サイトによると釧路市街から厚岸町までの道路区間距離は46km、浜中町公式サイトによると釧路市から浜中町までは約80kmです。道の駅厚岸グルメパークや霧多布岬など具体的な立ち寄りスポットは厚岸・霧多布ドライブガイドで紹介しています。

【3泊4日】道東周遊モデルコース|知床に泊まって厚岸まで足を延ばす拡張プラン

日程にもう1泊加えられるなら、知床に泊まり、帰路に厚岸を組み込んだ周遊が可能になります。1〜2日目は2泊3日プランと同じ構成で、3〜4日目を次のように広げます。

1〜2日目|釧路湿原→阿寒湖・摩周湖(川湯温泉泊)

2泊3日プランの1〜2日目と同じルートです。釧路湿原→阿寒湖温泉→摩周湖第一展望台→川湯温泉泊という流れになります。

3日目|知床エリア(ウトロまたは羅臼)に宿泊

川湯温泉から知床方面へ向かいます。弟子屈町公式サイトのアクセス案内によると、弟子屈町市街地から網走市までは車で約90分とされており、知床(斜里町側)へは網走・小清水方面を経由するルートが一般的です。羅臼町側を選ぶ場合は、前述のとおり釧路市街から約160.7km・2時間40分が目安(弟子屈・川湯方面からはさらに短くなります)。知床エリアの見どころは知床観光ガイドで個別に紹介しているので、宿泊先を含めて計画を立ててください。

なお、知床半島の中央を横断する国道334号(知床横断道路・知床峠)は、釧路開発建設部の発表によると羅臼町湯ノ沢〜斜里町字岩尾別道道交差点間(約23.8km)が冬期通行止めになる区間です。斜里町側(ウトロ)と羅臼町側は、この道路が閉鎖されている時期は行き来できなくなるため、冬に知床を訪れる場合はどちら側を拠点にするか事前に決めておく必要があります。

4日目|知床(羅臼側)から厚岸に寄って釧路空港へ

最終日は知床から釧路空港へ戻る移動日です。羅臼町公式サイトのアクセス案内では釧路市街〜羅臼町は約160.7km・車で2時間40分が目安なので、羅臼側に泊まった場合は朝に出発すれば昼過ぎには釧路圏へ戻れます。時間に余裕があれば、国道44号側へ回って厚岸町(釧路市街から46km・厚岸町公式。羅臼からの帰路としては遠回りになる分の移動時間が加わる)に立ち寄り、道の駅厚岸グルメパーク(コンキリエ)で牡蠣を味わってから空港へ向かうのが無理のない組み方です。ウトロ側に泊まった場合は知床峠を越えて羅臼へ出る分だけ時間がかかるうえ、知床横断道路は冬期通行止めになるため、冬はウトロ泊なら網走・釧網本線側から戻るルートを検討してください。

根室・納沙布岬まで足を延ばしたい場合は、知床からの同日移動は長距離になりすぎるため、この4日目に組み込まず、釧路から根室・納沙布岬への日帰りガイドを参考に釧路滞在日を1日増やして別日程にするのがおすすめです。

区間別の距離・所要時間一覧

ここまで紹介した区間の距離・所要時間を一覧にまとめます。いずれも2026年9月時点で各公式サイトから確認できた数値です。最新情報は各公式サイトで確認してください。

区間距離所要時間の目安交通手段
たんちょう釧路空港 → JR釧路駅約50分
釧路市街 → 弟子屈町市街地約80分
弟子屈町市街地 → 網走市約90分
阿寒湖温泉 → 道の駅摩周温泉約39.4km約47分
道の駅摩周温泉 → 摩周湖第一展望台約9.8km約12分
釧路市街 → 厚岸町46kmJR約50分/バス約1時間20分JR花咲線・バス
釧路市 → 浜中町(霧多布)約80km
釧路市街 → 羅臼町約160.7km約2時間40分
釧路 → 根室約150分JR花咲線
釧路 → 網走約3時間12分(釧路8:47発の例)JR釧網本線

季節ごとの注意点|冬期の通行止めと夏の霧

道東を周遊する際は、季節によって通れないルートや見えにくいスポットがある点に注意してください。

冬期(11月〜4月頃)の通行止め:川湯ビジターセンター公式サイトによると、摩周湖第三展望台は川湯〜摩周湖第一展望台間の道道が冬期通行止め(11月上旬〜4月中旬頃)となるため、冬季は車でアクセスできません。裏摩周展望台も4月下旬〜11月上旬頃のみの利用で、それ以外の期間は通行止めです。冬に摩周湖を訪れる場合、アクセスできるのは摩周湖第一展望台のみになります。

また、釧路開発建設部の発表によると、国道334号知床横断道路(知床峠)は羅臼町湯ノ沢〜斜里町字岩尾別道道交差点間(約23.8km)が冬期通行止めの対象区間です。通行止め・解除の具体的な日程は年によって変わるため、冬〜春先に知床を訪れる計画がある場合は、出発前に道路情報提供システムや釧路・網走両開発建設部の公式サイトで最新の状況を確認してください。

夏(6〜8月)の霧:道東の太平洋沿岸は夏に海霧が発生しやすいエリアです。当サイトの霧の発生予測ツールで、出発前に釧路周辺の霧の傾向を確認しておくと、当日のスケジュール調整に役立ちます。摩周湖も夏は霧に覆われやすいとされており、季節ごとの見え方の目安は摩周湖完全ガイドで解説しています。

レンタカーで道東を周遊する際の注意点

道東は信号が少なく直線的な道路が多い一方、給油ポイントが限られる区間があります。市街地を出る前に燃料を満タンにしておくと安心です。エゾシカの飛び出しは道東全域で見られるため、特に夕方から夜間にかけては速度を落として走行しましょう。

冬季にレンタカーで道東を周遊する場合は、スタッドレスタイヤが装備された車両を選び、路面凍結や吹雪に備えた余裕のあるスケジュールを組んでください。レンタカーの借り方や釧路空港・釧路駅前の営業所の情報は釧路のレンタカーガイドにまとめています。

公共交通機関(JR・バス)で周遊する場合の代替プラン

レンタカーを使わない場合も、JRと路線バスを乗り継げば道東周遊の主要スポットに近づくことができます。阿寒バス公式サイトの路線一覧によると、次のような路線バスが運行しています。

  • 阿寒線:釧路⇔釧路空港⇔鶴公園⇔阿寒町⇔丹頂の里⇔阿寒湖温泉
  • 摩周線:摩周駅前⇔摩周湖第1展望台
  • 川湯線:大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)⇔川湯温泉駅
  • 美留和線:摩周駅前⇔川湯温泉

このため、釧路(または釧路空港)から阿寒線バスで阿寒湖温泉へ、JR釧網本線で摩周駅まで移動して摩周線バスで摩周湖第一展望台へ、といった組み合わせで湿原・阿寒・摩周エリアはバス・JRだけでも回れます。ただし各路線とも便数は限られるため、出発前に阿寒バス公式サイトの時刻表で当日のダイヤを必ず確認してください。

知床方面へ公共交通機関で向かう場合は、JR釧網本線で網走方面へ抜けるルートがあります。JR北海道の公式時刻表によると、釧路発8:47の網走行き(普通列車)は網走に11:59着(所要3時間12分)で、釧路〜網走の直通は1日4本です。網走からウトロへは路線バスへの乗り継ぎが必要になるため、詳細なダイヤは事前に確認しておきましょう。根室方面へは、根室市観光協会公式サイトによるとJR花咲線で釧路〜根室間が約150分です。JR・バスだけで道東全域を周遊する場合は、レンタカーに比べて移動に時間がかかることを見込んで、日程に余裕を持たせるのがおすすめです。

宿泊エリアの選び方

道東周遊では、宿泊地をどこに置くかでその日の行動範囲が変わります。1日目は釧路市街に宿泊すると、翌日以降の湿原・阿寒方面へのアクセスがスムーズです。2日目は、摩周湖・屈斜路湖エリアに近い弟子屈町の川湯温泉に宿泊すると、翌朝の摩周湖見学や知床方面への移動がしやすくなります。阿寒湖温泉に宿泊する場合は、湖畔の温泉街やアイヌコタンを夜まで楽しめるのが利点です。知床方面まで足を延ばす3泊4日プランでは、斜里町側(ウトロ)または羅臼町側のどちらか、訪れたいスポットに近いエリアで宿泊先を検討するとよいでしょう。各エリアの宿泊施設は公式サイトで所在地や設備を確認したうえで、早めに予約状況をチェックすることをおすすめします。

Q1. 道東周遊は2泊3日と3泊4日どちらがいいですか?

A: 釧路湿原・阿寒湖・摩周湖の主要スポットだけなら2泊3日、知床と厚岸・根室の両方を組み込みたいなら3泊4日が目安です

Q2. 釧路空港に着いてそのままレンタカーで出発できますか?

A: たんちょう釧路空港公式サイトによると空港でレンタカーを受け取れ、JR釧路駅までは車で約50分です。到着後すぐに湿原方面へ向かうスケジュールを組めます

Q3. 阿寒湖から摩周湖まではどのくらいかかりますか?

A: 環境省の公式コース紹介によると、阿寒湖温泉から道の駅摩周温泉まで合計約47分・約39.4km、そこから摩周湖第一展望台までさらに約12分です

Q4. 冬に道東周遊はできますか?

A: 摩周湖第三展望台・裏摩周展望台や国道334号知床横断道路など冬期通行止めになる区間があります。冬は摩周湖第一展望台のみアクセス可能で、知床方面のルートも季節によって変わるため公式サイトでの事前確認が必要です

Q5. 知床と厚岸・根室、どちらを優先すべきですか?

A: 知床は道東北部、厚岸・根室は道東南東部の太平洋側にあり方向が異なります。2泊3日ならどちらか一方を選び、3泊4日なら両方を組み込むプランが立てやすくなります

Q6. レンタカーを使わずJR・バスだけで道東周遊はできますか?

A: 阿寒バスの阿寒線・摩周線・川湯線などを乗り継げば主要スポットに近づけますが、便数が限られるため事前に時刻表を確認し、レンタカーより時間に余裕を持った計画にする必要があります

知っておきたいポイント

  • 1たんちょう釧路空港からJR釧路駅までは車で約50分(空港公式サイトより)。レンタカーは空港到着ロビー前で受け取れる
  • 2阿寒湖温泉から道の駅摩周温泉までは環境省の公式コースで合計約47分・約39.4km。そこから摩周湖第一展望台まではさらに約12分
  • 3摩周湖第三展望台は11月上旬〜4月中旬頃、裏摩周展望台は11月上旬〜4月下旬頃が冬期通行止め(川湯ビジターセンター公式)。冬は摩周湖第一展望台のみアクセスできる
  • 4国道334号知床横断道路は羅臼町湯ノ沢〜斜里町岩尾別間(約23.8km)が冬期通行止め区間。知床方面を組み込む場合は季節に注意(釧路開発建設部より)

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この記事の信頼性について

著者

くしろポータル編集部

最終更新

2026-09-16

出典の最終確認

2026-09-16

本記事は北海道釧路市・釧路町を生活拠点とするくしろポータル編集部が、釧路在住者の視点で執筆。公的機関の一次情報・現地確認・公式サイト・在住者の経験を基にリサーチし、 固有名詞・数値は公式サイト等の一次情報で確認し、確認に使った情報源は下の「参考にした公式情報」に掲載しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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