釧路湿原を横断するドライブコース
観光

釧路観光モデルコース完全版|1泊2日・2泊3日の王道プラン

釧路の観光モデルコースを時間単位で詳細解説。1泊2日と2泊3日プランで、和商市場・岸壁炉ばた・泉屋・釧路湿原・阿寒湖・摩周湖など実在の店舗・スポットを網羅した実用ガイドです。

編集部くしろポータル編集部·釧路の地域情報を発信

この記事のポイント

  • 11泊2日は市街+釧路湿原、2泊3日は阿寒湖・摩周湖まで網羅が黄金ルート
  • 2宿は釧路市街のビジネスホテル固定、レンタカーは空港受取が最効率
  • 3和商市場の勝手丼は8時台、幣舞橋の夕日は日没30分前到着が鉄則

釧路観光モデルコースの組み立て方|3つの黄金ルール

釧路の観光は、市街地・湿原・阿寒/摩周の3エリアに大別されます。どのエリアを組み合わせるかで、必要な日数とレンタカーの使い方が決まります。初めての釧路旅行でも失敗しないモデルコースを、実際の店舗名・スポット名・所要時間まで含めて具体的にご紹介します。

まず押さえるべき黄金ルールは3つ。①宿は釧路市街に固定する(阿寒湖温泉の旅館泊は2泊以上でないと時間がもったいない)、②レンタカーは必須(公共交通機関だけでは湿原・湖を効率良く回れない)、③夕方は幣舞橋の夕日鑑賞を固定イベントにする(晴天率が高く釧路観光の象徴的な体験)。

以下では、最も人気の1泊2日プランと、道東の主要スポットを網羅できる2泊3日プランを、時間単位のスケジュール形式で紹介します。

【1泊2日】釧路市街+釧路湿原の王道プラン

短い滞在でも釧路の魅力を凝縮して体験できる、最も人気のある日程です。釧路空港を起点に、市街地グルメと釧路湿原の絶景を押さえる構成になっています。

1日目|釧路空港着→市街地グルメ→幣舞橋の夕日

10:00 釧路空港到着・レンタカー受取 到着ロビーを出てすぐの駐車場で各社レンタカーを受け取ります。羽田・関西・新千歳からの便が集中する10時〜12時は受取窓口が混雑するため、事前予約時に優先受付サービスを利用すると効率的です。釧路空港から市街地までは約40分、道道65号線から国道38号線を経由してスムーズに走れます。

11:30 和商市場で勝手丼ランチ 釧路の名物グルメといえば和商市場の勝手丼。市場内でごはん(店舗により110〜350円程度)を購入し、カネシマ嶋田商店、マルイチ佐藤商店、橋本商店など複数の海鮮店で好きなネタを少量ずつ買い集めて自分だけの海鮮丼を作ります。観光バスのピーク(12時台)を避け、11時台の到着がおすすめです。

13:30 幣舞橋・MOO・港文館エリア散策 市街地の中心は幣舞橋周辺です。橋の欄干には舟越保武・佐藤忠良らによるブロンズ彫刻「四季の像」が設置されており、日本三大名橋のひとつとして知られています。橋の南側にある釧路フィッシャーマンズワーフMOOは5階建ての商業施設で、1階の岸壁炉ばたは5月中旬〜10月末の季節営業(夕方〜)。石川啄木の資料館「港文館」(入館無料)もすぐ近くにあります。

16:00 釧路市動物園または釧路市立博物館 時間に余裕があれば、市街地から車で20分の釧路市動物園でエゾヒグマやシマフクロウを観察。雨天時は釧路川沿いの釧路市立博物館でアイヌ文化や釧路湿原の生態を学ぶのがおすすめです。

17:30 幣舞橋で夕日鑑賞 釧路の夕日は世界三大夕日のひとつに数えられます。日没30分前にMOOのウッドデッキに到着し、幣舞橋と夕日を一枚に収めるのが定番構図。5月の日没時刻は18:30前後、10月は17:00前後と季節で大きく変わるため、天気予報ページで事前に確認を。

19:00 夕食:炉端焼きまたはスパカツ 夕食は釧路発祥グルメを選びましょう。炉端焼き発祥の店「炉ばた」(釧路市栄町)や、MOO 1Fの「岸壁炉ばた」で新鮮な魚介を炭火で楽しむのが王道。ボリューム重視ならスパカツ発祥の店「泉屋本店」(釧路市末広町)がおすすめです。夜食にはあっさり系の釧路ラーメンを〆で。

宿泊:釧路駅周辺のビジネスホテル 一泊5,000〜9,000円で清潔な部屋に泊まれます。ドーミーイン釧路・ラビスタ釧路川・東横イン釧路十字街など主要チェーンが駅徒歩圏内に集中。温泉大浴場付きの施設が人気です。

2日目|釧路湿原→釧路空港

8:00 早朝チェックアウト・朝食 和商市場で朝食(勝手丼または海鮮定食)、もしくはホテルの朝食。早朝から動くことで釧路湿原の午前の光をフル活用できます。

9:00 細岡展望台 釧路湿原観光の最定番スポット。釧路市街から国道44号線経由で約40分、最寄りのJR細岡駅から徒歩約10分(JR釧路湿原駅からは徒歩約20分で登り坂あり)でアクセス可能。蛇行する釧路川と広大な湿原、阿寒の山並みまで一望できる大パノラマは必見です。春〜秋は新緑、秋は黄葉、冬は雪原と、季節ごとに全く違う表情を見せます。

10:30 釧路市湿原展望台またはコッタロ湿原展望台 市街地に近い釧路市湿原展望台は所要1時間の木道散策コースが整備されており、湿原を間近で観察できます。穴場派なら「コッタロ湿原展望台」で手つかずの自然を堪能。運が良ければタンチョウの姿を見られることもあります。

12:00 昼食:塘路駅周辺または弟子屈方面 塘路湖畔のレストランで昼食、または時間があれば弟子屈町の道の駅「摩周温泉」で食事。弟子屈に立ち寄るなら、午後に摩周湖第一展望台まで足を延ばすことも可能です(釧路湿原から車で約1時間)。

14:30 JR釧路湿原駅またはJR塘路駅でノロッコ号 くしろ湿原ノロッコ号は4月下旬〜10月の季節運行。JR釧路駅から塘路駅まで約45分、窓を全開にして湿原を眺める絶景列車です。指定席は1ヶ月前の10時からJRえきねっとまたは「みどりの窓口」で販売され、GW・夏休み期間は即完売するので早期予約必須。

16:30 釧路空港へ移動・土産購入 釧路空港までは塘路駅方面から約50分、市街地経由で約1時間。空港内の売店ではサンマの糠漬け、スモークサーモン、ししゃも、まりも羊羹、六花亭の道東限定菓子などが揃います。冷蔵・冷凍の海産物は宅配便サービスで自宅配送が便利です。

18:00以降 釧路空港発 夕方便(AIRDO・ANA・JAL)で羽田・伊丹・新千歳へ。

【2泊3日】釧路市街+湿原+阿寒湖・摩周湖の完全版

道東観光の主要スポットを網羅できる、最もバランスの取れたプランです。3日目に阿寒湖摩周湖を組み込みます。

1日目|1泊2日プランの1日目と同じ構成

釧路空港着→和商市場ランチ→幣舞橋・MOO散策→夕日鑑賞→炉端焼きまたはスパカツの夕食→釧路駅周辺ホテル泊。

2日目|釧路湿原→阿寒湖温泉

8:00 ホテル出発 朝食後、国道240号線(まりも国道)を西へ。途中、釧路市湿原展望台に立ち寄ることも可能です。

9:00 細岡展望台または釧路市湿原展望台 前日に寄れなかった湿原スポットを訪問。午前の斜光は湿原の陰影を際立たせ、写真撮影に最適です。

11:30 鶴居村「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」 冬場(11月〜3月)はタンチョウの給餌場として世界的に有名。夏場は周辺の牧場地帯をドライブするだけでも北海道らしい絶景が楽しめます。鶴居村内の「どさんこ牧場」で乗馬体験や、「どれみふぁ空」でチーズ工房見学も可能。

13:00 阿寒湖到着・昼食 阿寒湖温泉街へ。湖畔のレストランで阿寒名物のヒメマス料理、鹿肉カレー、山菜そばなどを堪能できます。

14:30 阿寒湖遊覧船でマリモ観察 阿寒観光汽船の遊覧船(所要約85分)でチュウルイ島に上陸し、「まりも展示観察センター」を見学。特別天然記念物の球状マリモを間近で観察できます。4月中旬〜11月の運航(4月中は不定期運航のため公式サイト要確認)。

16:30 阿寒湖アイヌコタン散策 アイヌコタンは北海道最大級のアイヌ集落で、約120名のアイヌの人々が暮らしています。コタン内には民芸品店が約30軒並び、木彫りやアイヌ刺繍作品を購入可能。夜の部では最新技術を使った「ロストカムイ」公演や古式舞踊上演が行われます(要予約)。

18:30 阿寒湖温泉街で夕食・宿泊 阿寒湖温泉の旅館(あかん鶴雅別荘鄙の座、ニュー阿寒ホテル、あかん遊久の里鶴雅など)で温泉とディナービュッフェを堪能。一泊朝夕食付きで1.5万〜3万円が相場。市街ホテルより高めですが、温泉と食事の満足度は別格です。

3日目|摩周湖・硫黄山→釧路空港

8:00 阿寒湖温泉出発 国道241号線経由で弟子屈町方面へ。道中、双岳台・双湖台など小展望スポットも点在しています。

9:30 摩周湖第一展望台 摩周湖の3展望台のうち最も施設が充実した「第一展望台」(駐車料500円)。大型駐車場・レストハウス・売店完備で、快晴時の透明度40m超の湖面は息をのむ美しさです。空いていれば第三展望台(無料駐車場)まで足を延ばすと、湖の別アングルを楽しめます。

11:00 硫黄山(アトサヌプリ) 摩周湖第一展望台から車で約10分の活火山。山肌から硫黄の噴気が立ち上る風景は地球規模のダイナミズムを感じられます。駐車券は摩周湖第一展望台と共通(当日中有効)。売店では名物の温泉卵(3個300円〜)が食べられます。

12:30 川湯温泉または弟子屈町で昼食 道の駅「摩周温泉」で摩周そば、鹿肉料理、ソフトクリームなどを。川湯温泉街の足湯散策も◎。

14:00 釧路空港へ帰路 弟子屈町から釧路空港までは国道391号線経由で約1時間20分。3日目の夕方便で帰京する場合、15時30分前に空港到着が安全圏です。

レンタカー・交通費の目安

レンタカー:軽自動車〜コンパクトカーで2日間1万〜1.5万円、3日間1.5万〜2.5万円が相場。GW・お盆・年末年始は1.5倍程度に値上がり。ニッポンレンタカー・トヨタレンタカー・タイムズカーが釧路空港と釧路駅前に拠点を持ち、空港受取・駅前返却などの乗り捨ても可能。

ガソリン代:釧路市街〜摩周湖〜阿寒湖の3日間周遊で約250km。リッター10km走行の普通車で25L、ガソリン代は約4,500円が目安。

航空券:東京〜釧路の往復は平常時2万円台、GWや夏休みは5〜7万円に跳ね上がります。3ヶ月前からの予約が最安。

宿泊費:市街ビジネスホテル1泊5,000〜9,000円、阿寒湖温泉旅館1泊1.5万〜3万円(一泊二食付)。

合計目安:2泊3日の1人当たり旅行費は、航空券込みで6万〜10万円が標準的な水準です。

季節別のおすすめアレンジ

春(4〜5月):雪解け後の新緑と春の野鳥観察が楽しめる季節。釧路の桜は本州より1ヶ月遅い5月中旬が見頃。GWは混雑するためGW特化ガイドも参照を。

夏(6〜8月):気温20℃前後の爽やかな気候で、本州の猛暑を避けた避暑旅行に最適。釧路湿原ノロッコ号、カヌーツアー、港まつり花火大会など夏のイベントも豊富。

秋(9〜10月):釧路湿原の黄葉、阿寒湖の紅葉、サンマ漁最盛期の新鮮な魚介など、食と景色の両方を堪能できる最高の季節。

冬(11〜3月):タンチョウ給餌、阿寒湖の氷上ワカサギ釣り、摩周湖の霧氷、阿寒湖氷上フェスティバルなど冬ならではの体験が充実。防寒装備は必須。

釧路観光モデルコースまとめ

釧路観光の基本は「市街グルメ→湿原の大自然→阿寒/摩周の絶景」の3ステップ。1泊2日なら市街と湿原、2泊3日なら阿寒・摩周まで網羅できます。実在のスポット名・店舗名を具体的に押さえて動けば、初めての釧路旅行でも失敗しません。

旅の計画時には、当サイトの札幌から釧路への行き方天気予報潮見表イベントカレンダーもぜひご活用ください。釧路ならではの絶景とグルメが、きっと忘れられない思い出になるはずです。

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知っておきたいポイント

  • 1釧路空港でレンタカーを借りるのが最効率。市街ホテルより料金が安いことも多い
  • 21泊2日なら市街+湿原、2泊3日なら阿寒湖・摩周湖まで組み込むのが黄金ルール
  • 3和商市場の勝手丼は8:00開場直後が狙い目。観光バスが来る10時以降は行列
  • 4夕方は必ず幣舞橋で夕日鑑賞を。日没30分前にMOOウッドデッキへ
  • 5阿寒湖・摩周湖方面は釧路市街から片道1時間半。日帰りなら朝8時出発推奨

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