勝手丼とは?釧路・和商市場の名物グルメ
勝手丼(かってどん)は、北海道釧路市の「釧路和商市場」で生まれた名物グルメで、釧路の海鮮グルメを代表する存在です。通常の海鮮丼とは違い、市場内の店でまずご飯を購入し、そのご飯を持って複数の鮮魚店を巡りながら好きな刺身や海鮮ネタを少しずつのせてもらい、自分だけのオリジナル海鮮丼を完成させる仕組みが最大の特徴です。
「勝手に好きなものを選べる丼」という名前の通り、自分の好みや予算に合わせて自由に組み合わせられる点が、観光客に人気の理由になっています。
和商市場は釧路市黒金町にある市場で、鮮魚店・惣菜店・青果店・飲食店など多くの店舗が軒を連ねています。勝手丼はこの市場の名物として知られ、釧路観光の際に立ち寄るスポットのひとつになっています。
勝手丼の作り方|4ステップで完成
和商市場の公式サイトによると、勝手丼の作り方は次の流れです。
【ステップ1】ご飯を購入する
市場内のご飯販売店で、丼にご飯を盛ってもらいます。ご飯の値段は100円〜400円の間で用意されており、例として茶碗半分で110円、茶碗一杯分で160円という価格が公式サイトに示されています。白いご飯のほか、酢飯を用意している店もあります。
【ステップ2】海鮮店を巡ってネタを選ぶ
ご飯を持って市場内の海鮮店を回ります。各店のショーケースに並ぶネタから欲しいものを選んで注文すると、その場で丼にのせてもらえます。量り売りに対応している店もあれば、切り身での販売の店もあります。
【ステップ3】具材をのせて仕上げる
お好みのネタをのせ終わったら、店員から醤油をかけてもらって完成です。カニ汁や漬物を追加で購入できる店もあります。
【ステップ4】市場内で味わう
市場内にはイートインスペースがあり、出来上がった勝手丼をその場で味わうことができます。ご飯を手に持って歩いていると、お店の方から声をかけてもらえることもある、市場ならではの雰囲気も勝手丼の楽しみのひとつです。
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ご飯販売店|勝手丼のスタート地点
和商市場の公式サイトによると、勝手丼用のご飯を販売しているのは次の3店です。
大内商店
手づくりの家庭のお惣菜を扱う店として公式サイトで紹介されています(TEL 0154-23-4762)。
露風庵・邦紀(ろふうあん・くにき)
公式サイトでは、魚をその場で焼いて食べられる「勝手定食」(500円)を提供する店として紹介されています(TEL 0154-64-1124)。勝手丼用のご飯もこちらで購入できます。
ジョイパックチキン
唐揚げ・フライドチキンの店として公式サイトに掲載されています(TEL 0154-35-9744)。海鮮に加えてチキンをのせたい場合はこちらでご飯を購入できます。
いずれの店も、ご飯のサイズは複数用意されており、酢飯への変更に対応する店もあります(酢飯の追加料金は店頭で確認してください)。
海鮮ネタが選べる店|和商市場の鮮魚店
和商市場の勝手丼で海鮮ネタを購入できる店として、公式サイトでは次の3店が紹介されています。各店の商品ラインナップの詳細は公式サイトに記載がないため、実際にショーケースを見ながら選ぶのがおすすめです。
- (株)さとむら
- (有)マルイチ佐藤商店
- (有)かねしめ瀬野商店(TEL 0154-24-7840/0154-21-3501)
公式サイトによると、選べるネタの例としてイクラ・ウニ・鮭・タラコ・ホッキ貝・ホタテ・イカ・サーモン・オヒョウ・ツブ貝・ボタンエビ・カニ子・カニむき身・甘エビなどが挙げられており、季節によって内容は変わります。
市場にはこの他にも鮮魚店がある
和商市場の店舗一覧には、上記のほかにも木村鮮魚店(TEL 0154-24-8885)、山崎鮮魚店(TEL 0154-24-6355)、鮭の匠(TEL 0154-22-1118)、マルスイ川村水産(TEL 080-6097-8892)といった鮮魚店が掲載されています。勝手丼のネタとして対応しているかどうかは店舗ごとに異なるため、気になる場合は店頭で直接確認してください。
生ものが苦手な方向けの選択肢
和商市場の公式サイトでは、生ものが少し苦手という方向けに、焼き魚をメインにした「市場亭」の定食(TEL 0154-25-2108)が紹介されています。また、「喫茶ポラリス」(TEL 0154-23-3441)では、くしろジビエを使った鹿肉バーガーを提供しているという案内もあります。海鮮以外の選択肢も用意されているので、同行者に生ものが苦手な方がいる場合も市場を楽しめます。
選べる具材の例
和商市場の公式サイトでは、勝手丼のネタとしてサーモン・イクラ・ウニ・ホタテ・マグロ・ボタンエビ・甘エビ・カニ・イカ・ホッキ貝・ツブ貝・タラコなどが例として挙げられています。ネタごとの価格は店舗・時期・仕入れで変わり、公式サイトにも価格表はないため、店頭の表示で確認してください。
季節ごとの旬ネタの目安
北海道の海産物は季節によって旬が変わります。訪れる時期の目安として参考にしてください(漁獲状況により前後します)。
春(3月〜5月)
毛ガニやホッキ貝が旬を迎える時期です。時鮭(トキシラズ)が出回り始めるのもこの時期です。
夏(6月〜8月)
ウニが最盛期を迎える時期です。花咲ガニも夏から秋にかけて旬を迎えます。
秋(9月〜11月)
秋鮭とイクラの組み合わせが「親子丼」として楽しめる時期です。サンマも秋が旬とされています。
冬(12月〜2月)
タラバガニやホタテが旬を迎える時期です。訪れる際は、お店の方に「今のおすすめは?」と聞いてみるのもおすすめです。
予算別の楽しみ方
勝手丼は予算に合わせて自由に組み合わせられます。目安として次のようなイメージです。
お手頃プラン:目安1,000〜1,500円程度
ご飯(小盛り)+サーモン+イカ+甘エビなど、比較的手頃なネタを中心に4〜5種類を選ぶプランです。
定番プラン:目安1,500〜2,500円程度
ご飯(普通盛り)+サーモン+イクラ+ホタテ+エビ+イカなど、6種類程度を組み合わせるプランです。
しっかり楽しむプラン:目安2,500〜4,000円程度
ご飯+ウニ+イクラ+ボタンエビ+カニむき身+ホタテ+サーモンなど、7〜8種類を組み合わせるプランです。
いずれも金額は仕入れ状況や店舗によって変わります。まず市場を一周してネタと価格を確認してから購入を始めると、予算内で組み立てやすくなります。
勝手丼を楽しむコツと注意点
楽しむコツ
まず市場を一周して各店のネタと価格を把握してから購入を始めるのがおすすめです。ご飯を持って歩いていると声をかけてもらえることもありますが、焦らずじっくり選んで大丈夫です。お店の方に「今日のおすすめは?」と聞いてみるのもよいでしょう。
注意点
現金対応の店が多いため、事前に小銭を含めた現金を用意しておくと安心です。日曜日は定休の店が多いので、月曜日〜土曜日の訪問がおすすめです(日曜も月によって臨時営業あり、公式サイトのカレンダーで要確認)。生ものは購入後できるだけ早めに食べるようにし、市場内のイートインスペースで味わうのがおすすめです。
和商市場へのアクセスと基本情報
和商市場の公式サイトに掲載されている情報は次の通りです。
住所
〒085-0018 北海道釧路市黒金町13丁目25
電話番号
0154-22-3226(FAX 0154-22-5412)
営業時間・定休日
月曜日〜土曜日 8:00〜17:00(店舗により異なる場合あり)、定休日は日曜日(ただし月によって日曜営業日あり。公式サイトのカレンダーで要確認)
電車・バスでのアクセス
JR釧路駅から車で約2分、徒歩で約5分です。たんちょう釧路空港からは連絡バスで釧路駅まで約45分(公式サイトより)。
駐車場
地下駐車場、または釧路駅西商店街駐車場が利用できます(無料時間・料金は変更の可能性があるため公式サイトで要確認)。大型バス・キャンピングカーは4月中旬〜10月末の期間限定で専用駐車場が利用でき、事前予約が必要です(予約先:釧路駅西商店街振興組合 TEL 0154-22-3226、月〜土9:00〜17:00)。
周辺観光との組み合わせ
和商市場は釧路駅前という好立地にあるため、午前中に勝手丼を楽しんだ後、幣舞橋(ぬさまいばし)周辺の散策や釧路湿原への日帰り観光など、釧路観光の拠点としても利用しやすい場所です。夜は炉端焼きや海鮮居酒屋で釧路の夜グルメを楽しむのもおすすめです。
勝手丼と一般的な海鮮丼の違い
「海鮮丼なら他の店でも食べられるのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし勝手丼には、飲食店で提供される一般的な釧路の海鮮丼とは異なる特徴があります。
まず、具材を完全に自分で選べる点です。飲食店の海鮮丼はメニューが決まっていますが、勝手丼は好きなネタだけを好きな量だけ組み合わせられます。次に、鮮魚店が直接提供するネタを使う点です。仕入れたその日のネタを、複数の店を巡りながら少しずつ試せるのも市場ならではの体験です。なお、和商市場以外で海鮮丼を楽しめるお店も釧路市内には複数あるので、あわせて検討してみてください。
勝手丼についてよくある質問
Q1. 和商市場の勝手丼を失敗しないコツは?
A: ①ご飯は小盛りから始めて食べきれる量を確認する、②巡る店を3〜4店程度に絞る、③ネタは1種類あたり100〜300円程度が目安、④季節の旬ネタを優先する、⑤醤油・薬味の有無を店頭で確認する、の5点を意識すると組み立てやすくなります。
Q2. 釧路和商市場の勝手丼はいつ行くのがいい?
A: 和商市場は月〜土曜8:00〜17:00の営業(日曜は月によって臨時営業あり)。開場直後は仕込み中の店もあるため、9時前後になると店が揃いやすくなります。日曜定休の店が多いため、平日・土曜の訪問が確実です。
Q3. 勝手丼の予算はどのくらい?
A: ご飯は100〜400円、ネタは1種類あたりおおむね100〜500円程度が目安です。ネタを6種類ほど組み合わせると1,500〜2,500円程度、ウニやカニなど高めのネタを増やすと2,500〜4,000円程度になるケースが多くなります。
Q4. 子連れでも楽しめますか?
A: 市場内には椅子席があり、ご飯を分け合いながら親子で作ることもできます。ネタの種類は豊富なので、子どもの好みに合わせて選びやすいのも利点です。移動時は市場内が混み合うこともあるため、周囲に注意しながら回ってください。
Q5. 勝手丼の支払いは現金だけですか?
A: 現金対応の店が多く、複数店舗を回る勝手丼では現金の方がスムーズです。決済方法は店舗ごとに異なるため、心配な場合は小銭を含む現金を用意しておくと安心です。
訪れる前に知っておきたいこと
和商市場の公式サイトには、勝手丼利用者向けの割引クーポンの案内も掲載されています。内容や条件は変更される可能性があるため、訪問前に和商市場の公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。秋(9月〜11月)は秋鮭とイクラが旬を迎える時期にあたるため、「親子丼」のような組み合わせを楽しみたい方はこの時期の訪問もおすすめです。釧路の海鮮グルメや釧路の海鮮丼が楽しめるお店もあわせてチェックしてみてください。










