GWドライブで釧路発の道東を巡る最良の選択肢
ゴールデンウィークの釧路は、本州の渋滞・人混みとは無縁の道東ドライブのベストシーズンです。雪解けで湿原の水量が増え、芽吹き始めたミズナラやカシワの森、子育てを始めるタンチョウ、残雪をいだく摩周岳と雌阿寒岳——この時期だけの絶景がドライブルートに散りばめられています。
本記事では、釧路市街地を起点とした実走済みの日帰りドライブコース3パターンを紹介します。すべて公道・実在のスポット・実店舗ベースで構成しており、走行距離・所要時間・道路状況・GW特有の注意点まで網羅しています。
GW期間中の道路状況は雪解け直後で、路面に砂利が浮いていたり、日陰部分に残雪が残っていることがあります。スタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替える前のGW期間は、レンタカーの装備状況を予約時に必ず確認してください。
共通の基本情報|GWドライブの装備と注意点
ガソリン: 釧路市街地で満タンが鉄則。阿寒湖・弟子屈・標茶のガソリンスタンドはGW中9時開店が多く、朝早く出発する場合は給油タイミングに注意してください。
装備: スタッドレスは5月上旬まで装着推奨。半袖必須の本州とは違い、長袖シャツ+薄手ダウンの服装が基本。靴は防水のスニーカーまたは軽登山靴。
飛び出し対策: エゾシカは早朝5〜7時と夕方17〜19時の活動が活発。市街地から離れた区間では減速・前照灯走行を心がけてください。クラクションは効果が薄いため、早めの減速が最も有効です。
通信: 阿寒・摩周・湿原の一部区間は携帯電話の電波が弱くなります。Googleマップのオフライン地図のダウンロードを事前に推奨します。
コースA: 釧路湿原一周ドライブ(約80km・半日)
GW初日や帰京前の半日プランに最適なコースです。雪解けで水量が増した湿原の春の表情を、複数の展望台から堪能できます。
モデルルート
- 釧路市街地(出発8:00) → 国道391号線北上
- 釧路市湿原展望台(8:45-9:30)— 釧路市北斗にある屋上展望デッキ。湿原を360度見渡せる
- 温根内ビジターセンター(9:50-10:50)— 鶴居村の木道散策コース。1周40分の自然観察路
- コッタロ湿原展望台(11:30-12:00)— 標茶町の穴場展望台。GW中も人が少ない
- 塘路湖(12:30-13:30)— 湖畔のレストハウスでランチ
- 細岡展望台(14:00-15:00)— 釧路湿原観光のハイライト。蛇行する釧路川を一望
- 釧路市街地帰着(16:00頃)
立ち寄りグルメ・実店舗
塘路湖エリアでは塘路駅前の喫茶店「茶路庵」でそば・うどんの軽食が定番。あるいはしらいし食堂(標茶町塘路)でラーメン・カレーを楽しめます。
帰路の細岡展望台周辺では、JR釧路湿原駅近くのカフェ「ノロッコ&8001」が運行日に合わせて営業。展望台と組み合わせて立ち寄れます。
このコースのポイント
GW中も比較的混雑が少なく、未就学児連れでも木道散策が可能。釧路市湿原展望台の入館料は大人480円・小中学生250円。各展望台間の道路は2車線で走りやすく、初心者ドライバーにも安心です。
コースB: 摩周湖・屈斜路湖・川湯温泉ドライブ(約180km・1日)
道東の絶景を凝縮した王道1日コース。摩周ブルーの神秘・硫黄山の迫力・川湯温泉の癒しを一気に堪能できます。
モデルルート
- 釧路市街地(出発7:30) → 国道391号線北上
- 摩周湖第一展望台(9:30-10:30)— 弟子屈町。世界屈指の透明度を誇るカルデラ湖
- 硫黄山(アトサヌプリ)(11:00-11:45)— 噴気孔から白煙が立ち上る活火山
- 川湯温泉「お食事処 オーチャードグラス」(12:00-13:00)— 旧川湯駅舎を改装した名店でランチ
- 屈斜路湖・砂湯(13:30-14:30)— 湖岸を掘ると温泉が湧く湖
- 美幌峠(15:00-15:45)— 屈斜路湖を一望する展望台、道の駅併設
- 川湯温泉立ち寄り湯(KKRかわゆ)(16:30-17:30)— 日帰り入浴500円
- 釧路市街地帰着(19:30頃)
立ち寄りグルメ・実店舗
ランチのお食事処 オーチャードグラス(弟子屈町川湯温泉1丁目)は旧川湯駅舎をリノベーションした洋食レストラン。ビーフシチューやハッシュドビーフが名物で、GW期間中はランチタイム待ち時間あり。電話予約が確実です。
弟子屈町の摩周そば道楽部(弟子屈町摩周3丁目)では地元産の蕎麦粉を使った手打ちそばが楽しめます。摩周湖からの帰路、立ち寄りやすい立地です。
道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠ではジャガイモを使った「美幌峠 あげいも」が定番。所要15分の小休憩に最適です。
このコースのポイント
GW中の摩周湖は霧の発生確率が比較的低く、第一展望台から摩周ブルーが見られる確率が高い時期です。ただし朝晩の冷え込みで道路に残雪・凍結が見られる年もあるため、早朝出発時は慎重な運転を。
国道391号線は2車線で交通量も少なく、初心者でも走りやすいルートですが、エゾシカの飛び出しが多い区間です。
コースC: 阿寒湖・オンネトー・足寄ドライブ(約200km・1日)
道東を代表する温泉地・阿寒湖と、神秘の五色沼・オンネトーを組み合わせた1日コース。雌阿寒岳・阿寒富士の絶景と温泉が魅力です。
モデルルート
- 釧路市街地(出発7:30) → 国道240号線北上
- 阿寒湖温泉到着(9:00)— アイヌコタンと遊覧船発着場
- 阿寒湖遊覧船(9:30-10:50)— マリモ展示観察センター見学を含む1時間20分
- 阿寒湖アイヌコタン散策(11:00-12:00)— 木彫り民芸品店巡り
- 阿寒湖温泉ランチ(12:00-13:30)— 「奈辺久(なべきゅう)」のワカサギ天丼など
- オンネトー(14:30-15:30)— 道道949号線経由。雌阿寒岳をバックにした神秘の湖
- 双湖台(16:00-16:30)— ペンケトー・パンケトーを見下ろす展望台
- 釧路市街地帰着(18:30頃)
立ち寄りグルメ・実店舗
阿寒湖温泉のランチでは奈辺久(なべきゅう)のワカサギ天丼が定番。阿寒湖産ワカサギを使った天丼で、地元客にも観光客にも人気です。
カフェ系ではPan de Pan(パン・デ・パン)が阿寒湖温泉街にあり、北海道産小麦を使った焼きたてパンが楽しめます。お土産にも最適です。
阿寒湖アイヌコタンでは民芸喫茶ポロンノでアイヌ料理(鹿肉のラタシケプやイモシト)が体験できます。GW中も営業日を公式SNSで確認してから訪問を。
このコースのポイント
オンネトーへ向かう道道949号線はGW期間中も残雪・路面凍結が局所的に残ります。慎重な運転と、所要時間に余裕を持たせたプランが安全です。雪が多い年は通行止めの可能性もあるため、出発前に北海道開発局の道路情報サイトで確認してください。
阿寒湖遊覧船はGW中は1時間おきに増発される日があります。乗船料金は大人2,400円・小人1,240円(2026年GW期間目安、最新は阿寒観光汽船公式サイトで確認)。
GWドライブ共通の混雑回避テクニック
早朝出発: 7時台に釧路市街地を出ると、9時頃から始まる主要観光地の混雑に到着前で間に合います。
逆走戦略: GW中盤(5月3日〜5日)は午前中が観光地の混雑ピーク。朝に温泉、午後に展望台という逆順プランが空いている時間帯を活用できます。
国道240号線の渋滞: 阿寒湖方面は5月3〜5日の9〜11時と帰路15〜18時が断続的渋滞。早朝7時前出発で回避可能です。
国道391号線の渋滞: 弟子屈・摩周方面は5月3〜5日の朝10時前後が混雑。8時前出発が推奨です。
GW釧路発ドライブの宿泊・帰着拠点
ドライブ拠点としては、釧路市内のビジネスホテル(ドーミーイン釧路、ラビスタ釧路川、東横INN釧路十字街)が便利です。早朝出発・遅め帰着に対応できる24時間フロント施設を選んでください。
阿寒湖温泉に1泊するパターンなら、あかん遊久の里鶴雅・あかん湖鶴雅ウイングス・ニュー阿寒ホテルなどが代表的。GW期間は2〜3か月前から予約が埋まる傾向があるため、早期予約が必須です。
レンタカーはニッポンレンタカー釧路空港店・釧路駅前店、トヨタレンタカー、タイムズカー、オリックスレンタカーなどが空港・駅前に集中。GW中は軽自動車から先に埋まるため、コンパクト〜普通車クラスを早めに押さえるのが安全です。
2026年GWの道東ドライブを成功させるために
GWの道東ドライブは、早朝出発・給油計画・装備チェック・所要時間の余裕の4つを守れば、道東ならではの絶景を独占できる最高の体験になります。本州の渋滞・人混みとはまったく違う、雪解けの春の道東を巡る贅沢な数日間が待っています。
当サイトの釧路ドライブ完全ガイド、2026年釧路GW日別スケジュール、釧路湿原の歩き方、阿寒湖観光ガイド、摩周湖観光ガイドも合わせてご活用ください。



