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川湯温泉観光ガイド

硫黄山アトサヌプリと強酸性の湯・足湯めぐり

摩周湖観光協会の公式情報をもとに、川湯温泉の強酸性硫黄泉と硫黄山(アトサヌプリ)の駐車場・遊歩道、公衆浴場 湯吉、JR川湯温泉駅の足湯、釧路からのアクセスまで2026年9月時点でまとめて解説します。

弟子屈町・川湯温泉のそばにそびえる硫黄山(アトサヌプリ)の噴気孔と白い煙

Photo: Mount Io in Teshikaga 01 / Wikimedia Commons

編集部
くしろポータル編集部

釧路市・釧路町在住の編集部が一次情報・公的機関データをもとに執筆。編集方針

この記事のポイント

  • 1川湯温泉は弟子屈町にある強酸性硫化水素泉の温泉地で、活火山・硫黄山(アトサヌプリ)が隣接する
  • 2硫黄山の駐車場(乗用車500円)は摩周湖第一展望台と共通券。冬期11〜4月は無料開放される
  • 3公衆浴場 湯吉は大人500円で日帰り入浴でき、JR川湯温泉駅には始発から最終列車まで使える無料の足湯もある

川湯温泉は弟子屈町にある強酸性の硫黄泉が湧く温泉地で、すぐそばには活火山・硫黄山(アトサヌプリ)がそびえる。摩周湖観光協会の公式サイトによると、川湯公衆浴場「湯吉」での日帰り入浴、JR川湯温泉駅構内の無料足湯、川湯ビジターセンターでの自然学習など、日帰りでも楽しめる見どころが揃っている。この記事では、摩周湖観光協会など公式サイトで確認できた情報にもとづき、川湯温泉と硫黄山の観光ポイント、釧路からのアクセスをまとめて紹介する。

川湯温泉とは|強酸性硫黄泉が湧く弟子屈町の名湯

川湯温泉は北海道川上郡弟子屈町川湯温泉に位置する温泉地だ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、泉質は「酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)」で、強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉という、日本でも数少ない火山性特有の温泉とされている。

同サイトでは、自律神経系・ホルモン分泌系の機能を調整する働きや、古い角質を溶かして肌をすべすべにする「美肌の湯」としての効能が紹介されており、2020年11月の実験では強酸性による殺菌効果も確認されたという。強い酸性の泉質のため、肌の状態が気になる場合は宿泊施設や入浴施設のスタッフに相談してから利用するとよい。

温泉街には川湯園地の足湯や、川湯神社周辺の手湯なども点在する。川湯園地の足湯を利用する際は、摩周湖観光協会の案内に沿って、入る前にタオルで足を拭き、タオル・バスタオルは持参、石鹸などの使用は控えるようにしたい。日帰りで温泉に浸かりたい場合は、後述する公衆浴場「湯吉」が便利だ。釧路エリア全体の温泉地の特徴は「釧路エリアの温泉完全ガイド」でも紹介している。

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硫黄山(アトサヌプリ)|駐車場料金と遊歩道・レストハウス

川湯温泉のすぐそばにそびえる硫黄山(アトサヌプリ)は、標高508メートルの活火山で、火山活動度ランクCの溶岩ドームだ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、山肌には1000以上の噴気孔があり、硫黄成分の影響で樹木が育たないことから「裸の山」とも呼ばれる。駐車場から砂礫の道を歩いて噴気孔のすぐそばまで近づくことができ、「日本一近づける」活火山の噴気孔として紹介されている。エコツーリズム推進法にもとづき山の大部分が立ち入り制限区域となっているため、指定されたルート以外には立ち入らないようにしたい。

駐車場の料金は、バイク200円・乗用車500円・マイクロバス1,000円・大型バス2,000円(消費税込み)で、摩周湖第一展望台の駐車場との共通券になっており、当日中であればそれぞれ1回ずつ利用できる。長さ5メートル以上の乗用車はマイクロバス料金が適用される。冬期間(11月〜4月)は駐車場が無料開放されるが、事故等の責任は負わないとされているため、積雪・凍結状況に注意して利用したい。

硫黄山と川湯温泉の間には「つつじヶ原自然探勝路」という遊歩道が整備されている。総延長約2.5キロメートル、徒歩1時間程度のコースで、6月から7月にかけてはエゾイソツツジの群落を見ながら歩くことができる。

2023年には硫黄山の駐車場そばに「硫黄山MOKMOKベース」が開設された。摩周湖観光協会の公式サイトによると、営業時間は8:30〜17:00で年中無休。幅5メートルのガラス窓から硫黄山を一望できる「MOKMOKシアター」、岩壁と木を使った「MOKMOKテラス」、鉱山の歴史や自然を学べる「硫黄山ミュージアム」、地元特産品や硫黄山温玉ソフトなどを扱う「MOKMOKマルシェ&カフェ」の4エリアで構成されている。ドライブの休憩地点としても使いやすい施設だ。ドライブでの周遊を考えている場合は「釧路発ドライブガイド」もあわせて参考にしてほしい。

川湯公衆浴場 湯吉と足湯めぐり

日帰りで川湯温泉に浸かりたい場合は、川湯温泉3丁目1にある川湯公衆浴場「湯吉」が便利だ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、営業時間は11:00〜19:00(最終受付18:00)、定休日は水曜日。料金は大人500円・小人300円で、弟子屈町民は大人300円・小人200円と割引がある。この数値は釧路の日帰り温泉施設をまとめた「釧路の日帰り温泉・日帰り入浴ガイド」でも同じ内容を紹介している。

足湯を楽しみたい場合は、JR川湯温泉駅構内の足湯も見逃せない。摩周湖観光協会の公式サイトによると、駅構内の足湯は町内で唯一の屋内足湯で、営業時間は始発列車から最終列車まで、料金は無料。泉質は酸性硫化水素泉・酸性硫黄泉で、丸太のベンチとテーブルが置かれ床暖房も完備されている。川湯温泉駅は無人駅のため、利用の際は列車の発着時刻に注意したい。タオルの持参が必要で、石鹸などの使用はできない点は川湯園地の足湯と同様だ。

温泉街を歩きながら、公衆浴場での入浴、駅の足湯、川湯園地の足湯と、複数の湯めぐりを楽しめるのが川湯温泉の魅力のひとつといえる。

川湯ビジターセンターで学ぶ川湯温泉の自然

川湯温泉2-2-6にある「川湯ビジターセンター」は、川湯温泉や周辺の自然・歴史・見どころを紹介する施設だ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、営業時間は4月〜10月が8:00〜17:00、11月〜3月が9:00〜16:00。休館日は毎週水曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日〜1月3日)だが、7月第3週から8月31日までは無休で営業する。入館料は無料だ。

館内にはクラフトコーナーやキッズコーナー、暖炉のあるラウンジ、読書スペースが設けられているほか、2階にはガラス越しに外の景色を眺められるカフェスペースもある。アウトドアウェアのレンタルやバリアフリートイレ、給水用の蛇口も用意されており、硫黄山やつつじヶ原自然探勝路を歩く前後に立ち寄る拠点としても利用しやすい。

釧路から川湯温泉・硫黄山へのアクセス

摩周湖観光協会の公式サイトのアクセス案内によると、川湯温泉は釧路・女満別・中標津の3空港からいずれも車で1時間強の距離にある。釧路市街地からのドライブでは、国道391号線経由で弟子屈町方面へ向かうルートが一般的で、摩周湖第一展望台や硫黄山を経由して川湯温泉に至るコースを取ることもできる。

鉄道の場合は、JR釧網本線の「川湯温泉駅」が最寄り駅になる。前述のとおり、この駅は無人駅で、構内には無料の足湯がある。駅から温泉街までの移動には、阿寒バスが運行する「川湯線」が利用できる。阿寒バスの公式サイトによると、川湯線は「大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)⇔川湯温泉駅」の区間を結んでおり、具体的な便数・所要時間・運賃は同社が公開する時刻表・運賃表で確認できる。冬季は道路状況や運行状況が変わることがあるため、最新の運行状況は各交通機関の公式サイトで確認してほしい。

車を使わずに周辺エリアを回りたい場合は、同時期に公開している「摩周湖・阿寒湖へのアクセスガイド」もあわせて参考にすると、道東エリア全体の移動計画を立てやすい。

摩周湖・屈斜路湖・砂湯と組み合わせる周辺観光

川湯温泉は、道東を代表する景勝地である摩周湖・屈斜路湖に近く、周辺観光と組み合わせやすい立地にある。摩周湖観光協会の公式サイトで紹介されている「摩周湖」は、深い青色の湖面「摩周ブルー」で知られるカルデラ湖で、川湯温泉からのドライブルート上に第一展望台がある。硫黄山の駐車場が摩周湖第一展望台の駐車場と共通券になっている点も、両方を巡るなら覚えておきたいポイントだ。

屈斜路湖畔の「砂湯」も、川湯温泉とあわせて訪れやすいスポットのひとつだ。摩周湖観光協会の公式サイトによると、砂湯は北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔にあり、砂浜を掘ると温泉が湧き出し自分好みの露天風呂を作れる無料のスポットで、24時間・年中無休で利用できる。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉で、湖畔にはキャンプ場とレストハウスもある。同サイトでは「温泉熱で暖かいため厳寒期でもここだけは凍ることはない」として、冬にシベリアから飛来したオオハクチョウが群れで休む「砂湯の風物詩」も紹介されている。釧路周辺のオオハクチョウ観察については「釧路の白鳥観察スポット」でも取り上げている。

阿寒湖温泉まで足を延ばす道東周遊も定番のプランだ。マリモで知られる「阿寒湖」を含めた道東の周遊コースは「道東3日間の旅程モデル」も参考になる。

冬の川湯温泉と硫黄山

冬の川湯温泉エリアでは、硫黄山の駐車場が11月から4月まで無料開放される。摩周湖観光協会の公式サイトによると、冬期間は積雪・凍結による事故等の責任は負わないとされているため、防寒対策とともに滑りにくい靴で訪れると安心だ。噴気孔からの白い煙が雪景色に立ち上る光景は、他の季節とは異なる冬ならではの眺めになる。

川湯ビジターセンターは冬季(11月〜3月)も9:00〜16:00で開館しているため、屋外の見学の合間に立ち寄って暖を取ることもできる。屈斜路湖畔の砂湯では、前述のとおり冬にオオハクチョウが飛来する光景が見られる。冬の道東は路面凍結が起きやすいため、スタッドレスタイヤの装着や道路情報の事前確認をおすすめしたい。

川湯温泉エリアでの宿泊

川湯温泉は、硫黄山や摩周湖・屈斜路湖の観光拠点として、旅館・ホテルが集まる宿泊エリアでもある。日帰りで硫黄山とビジターセンターを回るだけでなく、1泊して朝夕の異なる時間帯の硫黄山や、夜の静かな温泉街を楽しむ計画も立てやすい。宿泊施設ごとの部屋タイプや温泉設備は各施設の公式サイトで確認し、予約状況は旅行予約サイトなどであわせて確認するとよいだろう。道東エリアの宿泊拠点の選び方は「釧路周辺の宿泊エリアガイド」でも紹介している。

Q1. 川湯温泉はどんな泉質ですか?

A: 摩周湖観光協会の公式サイトによると、酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)で、強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉とされる

Q2. 硫黄山の駐車場はいくらですか?

A: 乗用車500円・バイク200円・マイクロバス1,000円・大型バス2,000円(税込)で、摩周湖第一展望台の駐車場と共通券として当日1回ずつ利用でき、冬期11〜4月は無料開放される

Q3. 川湯温泉で日帰り入浴できる施設はありますか?

A: 川湯公衆浴場「湯吉」が11:00〜19:00(最終受付18:00・水曜定休)で日帰り入浴でき、大人500円(弟子屈町民300円)で利用できる

Q4. 川湯温泉に足湯はありますか?

A: 川湯園地の足湯とJR川湯温泉駅構内の無料足湯があり、駅の足湯は始発列車から最終列車まで利用できる屋内足湯

Q5. 釧路から川湯温泉へはどのくらいかかりますか?

A: 摩周湖観光協会の案内では、釧路・女満別・中標津の3空港からいずれも車で1時間強とされている

Q6. 川湯温泉と一緒に回れる観光地はどこですか?

A: 摩周湖第一展望台や屈斜路湖畔の砂湯が近く、硫黄山の駐車場は摩周湖第一展望台と共通券のため組み合わせて回りやすい

知っておきたいポイント

  • 1硫黄山の駐車場は摩周湖第一展望台との共通券で、当日1回ずつ利用できる(乗用車500円、冬期11〜4月は無料開放)
  • 2川湯公衆浴場 湯吉は水曜定休。営業は11:00〜19:00(最終受付18:00)、大人500円で日帰り入浴できる
  • 3JR川湯温泉駅の構内には無料の屋内足湯があり、始発列車から最終列車まで利用できる。タオルは持参しよう
  • 4川湯ビジターセンターは4〜10月が8:00〜17:00、11〜3月が9:00〜16:00で、毎週水曜(祝日の場合は翌日)が休館日

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著者

くしろポータル編集部

最終更新

2026-09-16

出典の最終確認

2026-09-16

本記事は北海道釧路市・釧路町を生活拠点とするくしろポータル編集部が、釧路在住者の視点で執筆。公的機関の一次情報・現地確認・公式サイト・在住者の経験を基にリサーチし、 固有名詞・数値は公式サイト等の一次情報で確認し、確認に使った情報源は下の「参考にした公式情報」に掲載しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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