釧路から厚岸・霧多布(浜中町)へは、車で日帰りが可能なドライブコースです。厚岸町公式サイト・浜中町公式サイトの情報によると、釧路市街から厚岸までは車で約46km、浜中町までは約80kmが目安。道の駅厚岸グルメパーク、愛冠岬、原生花園あやめヶ原、霧多布湿原センター、霧多布岬(湯沸岬)、琵琶瀬展望台と、海と湿原の景観を楽しめるスポットが一本の道沿いに点在しています。本記事では、それぞれの所在地・駐車場・開館時間を公式情報にもとづいて整理し、日帰りで回る順路の目安を紹介します。
釧路から厚岸・霧多布へのアクセス|距離と所要時間
厚岸町公式サイトのアクセス案内によると、釧路市街から厚岸町までは車で約46km、JR花咲線を利用すると釧路駅から厚岸駅まで約50分、バスでは約1時間20分が目安です。一方、浜中町公式サイトのアクセス案内では、釧路市から浜中町までは車で約80kmとされています。
| 区間 | 移動手段 | 目安 |
|---|---|---|
| 釧路市街 → 厚岸町 | 車 | 約46km |
| 釧路市街 → 厚岸町 | JR花咲線 | 約50分 |
| 釧路市街 → 厚岸町 | バス | 約1時間20分 |
| 釧路市 → 浜中町 | 車 | 約80km |
(2026年9月時点。最新の距離・所要時間は厚岸町公式サイト・浜中町公式サイトで確認してください)
公共交通機関で霧多布まで向かう場合、浜中町公式サイトによると、くしろバス(厚岸釧路線)で厚岸町まで行き、町営バス(霧多布厚岸線)に乗り継ぐルートがありますが、この町営バスは土日祝日が運休です。JR花咲線を利用する場合は茶内駅で下車し、町営バス(霧多布湿原線)に乗り継ぎますが、こちらは土日祝日は予約制に変わります。日程に休日を含める場合は、事前にダイヤを確認しておくと安心です。レンタカーを使えば、こうした乗り継ぎの制約を気にせず自分のペースで巡れます。
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道の駅厚岸グルメパーク(コンキリエ)|営業時間・駐車場
厚岸町の中心部にある「道の駅厚岸グルメパーク(コンキリエ)」は、厚岸町公式サイトによると厚岸湾と厚岸湖を見下ろす高台に位置し、JR厚岸駅から跨線橋を渡って徒歩約5分の場所にあります。所在地は厚岸郡厚岸町住の江2丁目2番地で、コンキリエ公式サイトでは厚岸駅から徒歩約8分・車で約5分とも案内されています。
コンキリエ公式サイトの施設案内によると、本館の営業時間は季節によって次のように異なります。
| 期間 | 営業時間 |
|---|---|
| 4月 | 9:00〜18:00 |
| 5〜9月 | 9:00〜19:00 |
| 10〜3月 | 10:00〜18:00 |
休館日は毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)と年末年始です。駐車場は普通車100台・大型車4台・二輪車43台分が用意されており、身障者用スペースやEV充電設備も備えています(2026年9月時点。最新情報は公式サイトで確認を)。
館内には自分で購入した魚介を焼いて食べられるセルフバーベキュー施設「炙屋」もあり、季節ごとの営業時間や厚岸のブランド牡蠣「カキえもん」「マルえもん」の違いは、厚岸の牡蠣ガイドで詳しく紹介しています。釧路周辺の道の駅を比較したい方は釧路の道の駅ガイドもあわせて参考にしてください。秋には近くの子野日公園で「あっけし牡蠣まつり」も開催されるので、時期が合えば立ち寄るのもおすすめです。
愛冠岬とあやめヶ原|厚岸のもうひとつの見どころ
道の駅から少し足を延ばすと、厚岸ならではの自然景観にも出会えます。
愛冠岬(あいかっぷみさき)
厚岸町公式サイトによると、愛冠岬は厚岸湾に突き出た数十mの断崖で、沖合に浮かぶ大黒島・小島は海鳥の繁殖地になっています。岬には「愛の鐘(ベルアーチ)」が平成4年に完成しており、周辺には高山植物の樹林、博物館、緑のふるさと公園、青少年体験活動支援施設が隣接しています。駐車場やアクセス方法の詳細は公式サイトに記載がないため、訪問前に厚岸町観光商工課(0153-52-3131)へ確認するのが確実です。
原生花園あやめヶ原
厚岸町公式サイトによると、原生花園あやめヶ原は厚岸町末広にあり、厚岸市街地から道道123号線経由で12kmの場所にあります。ヒオウギアヤメは毎年6月中旬〜下旬に見頃を迎え、それ以外の花々も5〜10月にかけて順に咲きます。
開園期間は5月1日〜10月31日で、この期間以外は施設が利用できません。駐車場は道道123号線沿いの第2駐車場と、そこから約700m先の第1駐車場の2カ所があり、いずれも乗用車のほか大型バスも駐車可能でトイレも完備されています。第1駐車場にある観光サービスセンターは、開園期間中は10:00〜15:00開館・月曜休館です(2026年9月時点。最新情報は厚岸町公式サイトで確認を)。
霧多布湿原センター|開館時間と見どころ
浜中町にある「霧多布湿原センター」は、釧路湿原に次ぐ北海道第3位の広さを誇る霧多布湿原を紹介する施設です。公式サイトによると所在地は浜中町四番沢20で、開館時間は4〜9月が9:00〜17:00、10〜3月が9:30〜16:00です。休館日は4〜9月が無休、10〜3月は火曜日(祝日の場合は翌日休館)で、1月2日〜1月20日は冬季休館となります(2026年9月時点。最新情報は公式サイトで確認を)。
霧多布湿原センターの公式サイトでは、霧多布湿原に176種類、浜中町全体では844種類を超える植物が確認されていると紹介されており、湿原と海が近接する浜中町ならではの植物の豊かさがうかがえます。館内で湿原の成り立ちや生態を学んでから霧多布岬・琵琶瀬展望台へ向かうと、景観をより深く楽しめます。
霧多布岬(湯沸岬)|アクセスとラッコ観察
浜中町を代表する景勝地が「霧多布岬」で、正式名称は「湯沸岬(とうふつみさき)」です。浜中町公式サイトによると所在地は浜中町湯沸445番地で、標高40〜60mのテーブル状の霧多布半島の東側に位置し、太平洋に大きく突き出しています。展望台やキャンプ場があり、沖合約3kmにはアザラシが生息する「帆掛岩」、浜中湾越しの絶壁や海岸線を望めます。先端に立つ湯沸岬灯台は、2016年9月に「恋する灯台」として認定されました。
ラッコが観察できることも
浜中町公式サイトのラッコ観察ガイドによると、霧多布岬周辺ではラッコが観察できることがあります。駐車場から岬の先端までは徒歩15〜20分の遊歩道が整備されており、観察に適した時期は空気が澄む春(4〜5月)と秋〜冬(9〜3月頃)で、初夏〜夏は濃霧で観察が難しくなる傾向があるとされています。時間帯は早朝〜午前中や夕方が比較的見つけやすいとのことです。双眼鏡は必須の装備で、霧多布湿原センターで1日100円でレンタルできます。
浜中町は2021年7月に「ラッコ鑑賞に関する自主ルール」を策定しており、船・カヌー等でラッコに近づかない、餌を与えない、大声や騒音を出さない、水面・水中での観察や撮影をしない、湯沸岬・アゼチの岬周辺でドローンを飛行させない、という5点を求めています。ラッコは環境省レッドリストで近絶滅種に指定されている希少な動物のため、ルールを守って観察しましょう。釧路周辺の野生動物観察については釧路の野生動物ウォッチングガイド、鳥類の観察スポットは釧路の野鳥観察スポットでも紹介しています。
公共交通機関で向かう場合、浜中町公式サイトによるとJR釧路駅から花咲線で茶内駅まで約60〜80分(運賃1,590円)、茶内駅から町営バス「霧多布湿原線」で霧多布温泉ゆうゆまで約30分(運賃200円)です。そこから霧多布岬までは徒歩またはハイヤーの利用になります(2026年9月時点。最新の時刻表・運賃はJR北海道・浜中町公式サイトで確認を)。
琵琶瀬展望台|霧多布湿原の大パノラマ
霧多布湿原の南側の高台にある「琵琶瀬展望台」は、浜中町公式サイトによると360度の視界が開ける展望スポットです。北側には琵琶瀬川が蛇行する霧多布湿原の大パノラマ、南側には太平洋の水平線を一望できます。霧多布湿原センターや霧多布岬とあわせて立ち寄ることで、湿原と海の両方の景観を楽しめるのが魅力です。所在地・駐車場の詳細は公式サイトに記載がないため、訪問前に浜中町役場商工観光課(0153-62-2239)へ確認しておくと安心です。
釧路発 日帰りドライブのモデルコース
ここまで紹介したスポットを踏まえると、釧路市街から厚岸・霧多布へは、次のような順路で回るとスムーズです。
- 釧路市街を出発(厚岸まで車で約46km)
- 道の駅厚岸グルメパーク(コンキリエ)で休憩・食事
- 愛冠岬で厚岸湾の断崖を眺める
- 原生花園あやめヶ原に立ち寄る(開園期間・見頃時期に注意)
- 霧多布湿原センターで湿原の成り立ちを学ぶ
- 霧多布岬(湯沸岬)でラッコ観察と灯台の景観を楽しむ
- 琵琶瀬展望台で霧多布湿原と太平洋の大パノラマを見る
釧路から浜中町までの片道の距離は、浜中町公式サイトによると約80kmです。日帰りで無理なく回るなら、朝早めに釧路を出発し、厚岸で昼食を済ませてから霧多布方面へ向かうプランがおすすめです。道東の直線的な道路は走りやすい一方、エゾシカの飛び出しが多いエリアでもあるため、釧路のドライブコースガイドで紹介している走行時の注意点もあわせて確認しておきましょう。根室方面までさらに足を延ばす場合は、宿泊を挟んだプランも検討できます。
季節ごとの見どころ|いつ訪れるのがおすすめか
厚岸・霧多布エリアは季節によって楽しめる内容が変わります。
- 6月中旬〜下旬:原生花園あやめヶ原でヒオウギアヤメが見頃を迎えます(厚岸町公式サイトより)
- 5〜10月:あやめヶ原の観光サービスセンターが開館し、霧多布湿原センター周辺でも多様な花が順に咲きます
- 4〜5月・9〜3月頃:空気が澄み、霧多布岬でのラッコ観察に適した時期とされています(浜中町公式サイトより)
- 初夏〜夏:濃霧が発生しやすく、ラッコの観察がやや難しくなる傾向があります(浜中町公式サイトより)
冬期は路面凍結のおそれがあるため、レンタカーを利用する場合はスタッドレスタイヤ装備の車両を選び、道路状況は出発前に確認してください。冬期の道路情報は北海道開発局などの公式情報で確認できます。
牡蠣グルメと宿泊の楽しみ方
厚岸は牡蠣の名産地としても知られ、道の駅コンキリエや町内の直売店でブランド牡蠣「カキえもん」「マルえもん」を味わえます。厚岸の牡蠣の特徴や食べられる店については厚岸の牡蠣ガイドで詳しく紹介しています。秋には「あっけし牡蠣まつり」も開催されるため、日程が合えばあわせて訪れるのもおすすめです。
日帰りでの周遊が基本のコースですが、厚岸・霧多布エリアには宿泊施設も点在しています。時間に余裕を持たせたい場合や、根室方面まで足を延ばす場合は、釧路市街や厚岸町内での宿泊を組み合わせるプランも検討できます。周辺エリアの周遊プランは根室方面のドライブ記事もあわせてご覧ください。
Q1. 釧路から厚岸・霧多布へは日帰りで行けますか
A: 車を利用すれば日帰りで周遊できます。釧路市街から厚岸までは約46km、浜中町までは約80kmが目安です(厚岸町・浜中町公式サイトより)
Q2. 霧多布岬(湯沸岬)へのアクセス方法は
A: 車が基本のアクセス手段です。公共交通機関の場合はJR花咲線で茶内駅まで行き、町営バスに乗り継ぐ方法がありますが、便数が限られるため事前に時刻を確認してください
Q3. あやめヶ原の見頃はいつですか
A: ヒオウギアヤメは毎年6月中旬〜下旬に見頃を迎えます。開園期間は5月1日〜10月31日で、それ以外の期間は利用できません
Q4. 霧多布でラッコは必ず見られますか
A: 見られることがありますが、確実ではありません。浜中町公式サイトによると空気が澄む春や秋〜冬が観察に適した時期とされ、双眼鏡の利用がすすめられています
Q5. 厚岸で牡蠣は食べられますか
A: 道の駅厚岸グルメパークや町内の直売店で味わえます。詳しい店舗情報や牡蠣の種類は厚岸の牡蠣ガイド記事で紹介しています
Q6. 冬にこのドライブコースは走れますか
A: 冬期は路面凍結のおそれがあります。スタッドレスタイヤを装備し、出発前に道路情報を確認したうえで走行してください






