釧路観光は、車がなくてもバスで巡ることができます。釧路駅前バスターミナルを起点に、阿寒バスが阿寒湖温泉行きの「阿寒線」、釧路湿原展望台方面の「鶴居線」、道東三湖を1日で回る定期観光バス、たんちょう釧路空港への連絡バスまで幅広い路線を運行しているためです。この記事では、阿寒バス公式サイトの情報にもとづいて、釧路駅前バスターミナルの使い方、主要観光地への所要時間・本数、定期観光バス・都市間バスの運行期間と運賃を2026年9月時点で整理しました。
釧路駅前バスターミナル|くしろバス・阿寒バスの起点
釧路市内・道東方面のバスは、いずれも「釧路駅前バスターミナル」を起点に発着します。阿寒バス公式サイトによると、阿寒湖温泉方面の「阿寒線」、湿原展望台・鶴居方面の「鶴居線」、たんちょう釧路空港への連絡バス、道東三湖を巡る定期観光バス「ピリカ号」、知床方面の「釧路知床号」などが、いずれも釧路駅前バスターミナルを発着地としています。
市内中心部の移動には、くしろバスが運行する路線バスも利用できます。ただし本記事の執筆にあたってくしろバス公式サイト(kushirobus.jp)への接続を試みましたが、技術的な理由で内容を確認できなかったため、市内路線の運賃・系統・ICカード対応については本記事では扱いません。最新の市内路線情報はくしろバス公式サイトで確認してください。釧路市内の交通手段全般については「釧路の交通ガイド」もあわせてご覧ください。
観光で釧路湿原・阿寒湖・摩周湖・空港方面へ向かう場合は、次章以降で紹介する阿寒バスの路線が中心になります。
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阿寒湖温泉へ|阿寒バス「阿寒線」で釧路駅前から約2時間
阿寒湖温泉へ路線バスで向かう場合は、阿寒バス「阿寒線」を利用します。阿寒バス公式サイトの時刻表(2025年4月1日改正)によると、阿寒線は「釧路⇔釧路空港⇔鶴公園⇔阿寒町⇔丹頂の里⇔阿寒湖温泉」を経由し、釧路駅前バスターミナルと阿寒湖バスセンターを結びます。
釧路駅前発は10:10・12:00(7〜10月のみ運行)・14:50・17:15で、通年は3便、7〜10月は4便です。阿寒湖バスセンターへの到着は12:10・14:10・16:50・19:15で、所要時間はいずれも約2時間です。逆方向の阿寒湖バスセンター発は7:30・10:20(7〜10月のみ)・12:40(7〜10月のみ)・16:15で、釧路駅前には9:30・12:20・14:55・18:15に到着します(通年は2便、7〜10月は4便)。途中、たんちょう釧路空港にも停車するため、空港と阿寒湖温泉を路線バスで行き来することもできます。
運賃は距離に応じた区間制で、阿寒バス公式サイトに区間運賃表が公開されています。正確な金額は乗車区間によって変わるため、乗車前に公式サイトの運賃表または釧路駅前バスターミナルの窓口で確認してください。
阿寒湖温泉での過ごし方は「阿寒湖」の記事も参考にしてください。摩周湖とあわせて阿寒湖方面へアクセスする方法は「摩周湖・阿寒湖へのアクセスガイド」でも詳しく紹介しています。
釧路湿原展望台へ|阿寒バス「鶴居線」で約40分
車を使わずに釧路湿原展望台へ向かう場合は、阿寒バス「鶴居線」が使えます。阿寒バス公式サイトの路線案内によると、鶴居線は「市立病院前⇔釧路駅前⇔鶴野ニュータウン⇔湿原展望台⇔鶴見台⇔鶴居⇔グリーンパークつるい」の区間を運行しています。
阿寒バス公式サイトの時刻表(2025年2月12日改正)で釧路駅前発の便を確認すると、平日は8:45・10:25・13:15・14:35・16:35・19:15の1日6便が運行しており、いずれも湿原展望台まで約40分で到着します。土曜・日曜・祝日や学校休日は一部の便が運休するため、訪問日が休日にあたる場合は運行の有無を公式サイトで確認してください。
鶴居線は湿原展望台の先、鶴見台や鶴居村中心部まで運行しているため、鶴居村観光と組み合わせて利用することもできます。釧路湿原全体の見どころや、車で巡る場合のルートは「釧路湿原観光ガイド」でまとめています。運賃は阿寒線と同様に区間制のため、公式サイトの運賃表で確認してください。
たんちょう釧路空港とのバス連絡|連絡バス45分・阿寒エアポートライナー
たんちょう釧路空港と市街地の間は、阿寒バスの空港連絡バスで結ばれています。阿寒バス公式サイトによると、釧路駅前⇔空港は片道45分、MOO・釧路市役所前⇔空港は片道55分で、運賃は大人片道1,200円(小人半額、2026年4月1日改定)です。バスは飛行機の到着に接続して運行され、荷物受け取り後に出発する仕組みになっています。
空港から阿寒湖温泉へ直接向かう場合は、「阿寒エアポートライナー」が利用できます。阿寒バス公式サイトによると、空港⇔阿寒湖バスセンターは片道75〜80分で、雄阿寒分岐(ラビスタ阿寒川)や阿寒湖温泉の各ホテルを経由します。運行期間は令和8年4月1日〜令和9年3月31日で、到着便に接続する1号と出発便に接続する2号の1日1往復のみの運行です。
空港の就航路線・駐車場・館内施設については「たんちょう釧路空港完全ガイド」で詳しく紹介しています。
定期観光バスで1日周遊|ピリカ号・釧路知床号・知床釧路号
運転せずに道東の観光地をまとめて巡りたい場合は、阿寒バスの定期観光バス(ガイド付き観光バス)が便利です。
ピリカ号(道東三湖コース):阿寒バス公式サイトによると、2026年4月18日〜12月20日まで毎日運行し、釧路駅前バスターミナルを午前8時に出発します(フィッシャーマンズワーフMOO8:05、釧路プリンスホテル8:08でも乗車可能)。摩周湖第一展望台(30分)、硫黄山(30分)、屈斜路湖砂湯(20分)を巡り、釧路駅前に午後4時50分到着、全行程8時間55分です。釧路空港での下車(16:10)も選べます。運賃は釧路市内発着の往復で大人6,000円・子ども3,000円(障がい者は手帳提示で半額)です。冬期は「ホワイトピリカ号」として2026年1月10日〜3月29日に運行されます。
釧路知床号:2026年7月10日〜11月2日まで毎日運行し、釧路駅前バスターミナルを07:50に出発してウトロ温泉に17:30〜17:45着、所要9時間55分です。阿寒湖・摩周湖・美幌峠・屈斜路湖砂湯・硫黄山などを経由し、運賃は釧路市内発でウトロ温泉行きが6,800円、JR知床斜里駅行きが6,300円、川湯温泉行きが5,300円です(いずれも小人半額)。逆方向の「知床釧路号」は2026年1月18日〜3月15日まで運行し、ウトロの各ホテルを出発して野付・中標津空港・摩周・阿寒湖・釧路空港を経由し、釧路駅前バスターミナルに18:35到着、所要10時間45分、運賃はウトロ温泉発で6,800円です。
移動そのものが道東周遊観光になっているのがこれらの定期観光バスの特徴です。知床方面への行き方全般は「釧路から知床への行き方ガイド」でも比較しているので、あわせて参考にしてください。
都市間バスで札幌・根室方面へ
道内の主要都市へは、阿寒バスが他社と共同運行する都市間バスも利用できます。
札幌方面へは、阿寒バス・北海道中央バス・くしろバスの共同運行による「スターライト釧路号」が運行しています。所要時間は夏季で約5時間35分〜55分、冬季で約6時間05分〜25分、運賃はネット予約で片道4,290〜7,200円です。完全予約制のため、当日ふらっと乗車することはできません。詳しい本数・予約方法は「釧路⇔札幌の移動手段比較」で解説しています。
根室方面へは、根室交通とくしろバスの共同運行による「特急ねむろ号」が平日2往復・土日祝日1往復で運行しています。運賃は大人片道2,860円(2026年4月1日改定)で、非予約制のため満席時は乗車できないことがあります。納沙布岬までの行き方は「釧路から根室・納沙布岬への日帰りガイド」で詳しく紹介しています。
このほか阿寒バスは「釧路羅臼線」(市立病院⇔釧路⇔中標津⇔標津⇔羅臼)も運行しており、生活交通路線として公的補助を受けています。ただし便数・所要時間・運賃は公式サイト上で確認できなかったため、利用を検討する場合は阿寒バスへ直接問い合わせることをおすすめします。
バスで行ける釧路観光地 早見表
これまで紹介したバス路線を、目的地別に整理すると次のとおりです。所要時間はいずれも阿寒バス公式サイトの情報にもとづく目安で、時期・便により前後します。
| 目的地 | バス路線 | 起点 | 所要時間の目安 | 運行会社 |
|---|---|---|---|---|
| 阿寒湖温泉 | 阿寒線 | 釧路駅前バスターミナル | 約2時間(通年3便・7〜10月は4便) | 阿寒バス |
| 釧路湿原展望台 | 鶴居線 | 釧路駅前バスターミナル | 約40分(平日6便) | 阿寒バス |
| たんちょう釧路空港 | 空港連絡バス | 釧路駅前バスターミナル | 45分 | 阿寒バス |
| 阿寒湖温泉(空港発) | 阿寒エアポートライナー | たんちょう釧路空港 | 75〜80分 | 阿寒バス |
| 摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖 | 定期観光バス「ピリカ号」 | 釧路駅前バスターミナル | 8時間55分(周遊) | 阿寒バス |
| 知床(ウトロ) | 定期観光バス「釧路知床号」 | 釧路駅前バスターミナル | 9時間55分 | 阿寒バス |
| 札幌 | 都市間バス「スターライト釧路号」 | 釧路駅前バスターミナル | 約5時間35分〜6時間25分 | 阿寒バス・中央バス・くしろバス |
| 根室・納沙布岬方面 | 都市間バス「特急ねむろ号」 | 釧路駅前バスターミナル | 公式に所要時間の記載なし | 根室交通・くしろバス |
時刻表の調べ方とICカード・チケット購入の注意点
阿寒バスの各路線の時刻表・運賃表は、公式サイトの路線ページからPDFで確認できます。定期観光バスは公式のWEB予約サイトから多言語対応で予約でき、空港連絡バス・阿寒エアポートライナーもWeb乗車券の購入に対応しています(会員登録不要)。
ICカードの利用可否については、阿寒バス公式サイトの路線案内・観光バス案内のいずれにも交通系ICカードに関する記載が確認できませんでした。運賃の支払い方法について不安がある場合は、乗車前に阿寒バス(電話0154-37-2221)へ問い合わせるか、釧路駅前バスターミナルの窓口で確認することをおすすめします。
定期観光バス・都市間バスは運行期間が季節・年度で区切られており、運賃改定も行われています。訪問時期が決まったら、出発直前にもう一度、阿寒バス公式サイトで最新の運行状況を確認してから出かけましょう。冬季は積雪・路面凍結の影響でダイヤが乱れることもあるため、冬の釧路観光を計画する場合は特に注意してください。
宿泊・体験の予約について
バスを中心に釧路観光を計画する場合、宿泊先は釧路駅前バスターミナル周辺の市街地に取ると、翌日の路線バス・定期観光バスへの乗り継ぎがスムーズです。阿寒湖温泉・知床方面まで足を延ばす日程を組む場合は、定期観光バスの運行期間や都市間バスの予約状況を先に確認したうえで、宿泊エリアや前泊・後泊の要否を検討するとよいでしょう。
Q1. 釧路観光は車がなくてもバスで回れますか?
A: 回れます。釧路駅前バスターミナルを起点に、阿寒バスが阿寒湖温泉・釧路湿原展望台・空港・道東各地への路線バスと定期観光バスを運行しています
Q2. 釧路駅前から阿寒湖温泉までバスでどのくらいかかりますか?
A: 阿寒バス「阿寒線」で約2時間、釧路駅前発は通年3便・7〜10月は季節便を加えて4便です(2025年4月1日改正の時刻表)。運賃は区間制のため公式サイトの運賃表で確認してください
Q3. 釧路湿原展望台へバスで行けますか?
A: 阿寒バス「鶴居線」で釧路駅前から約40分です。平日は1日6便運行していますが、土日祝・学校休日は一部運休する便があります
Q4. 釧路で定期観光バスはありますか?
A: 阿寒バスの「ピリカ号」(摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を1日で周遊、2026年4月18日〜12月20日運行)や「釧路知床号」(釧路〜ウトロ、2026年7月10日〜11月2日運行)があります
Q5. 釧路空港から市街地へのバスの料金は?
A: 阿寒バスの空港連絡バスで片道45分、運賃は大人1,200円です(2026年4月1日改定)
Q6. 釧路のバスでICカードは使えますか?
A: 阿寒バス公式サイトには交通系ICカードに関する記載が確認できませんでした。支払い方法は乗車前に阿寒バスまたは釧路駅前バスターミナルの窓口で確認してください








