釧路駅弁の歴史と名物「かきめし」
釧路エリアの駅弁として特に有名なのが、厚岸駅前の「氏家待合所」が製造する「かきめし(氏家かきめし弁当)」です。厚岸(あっけし)産の牡蠣の煮汁で炊いたご飯の上に、牡蠣・ツブ貝・アサリ・シイタケ・フキなどが盛り付けられた一品で、全国駅弁ランキングでも上位に入る人気商品です。1960年代から販売されているロングセラーとされており(販売開始年については諸説あります)、厚岸駅・釧路エリアを代表する名物駅弁として親しまれています。
牡蠣の旨みが染み込んだご飯は冷めても楽しめるとして、駅弁ファンから高い評価を得ています。季節によって牡蠣のサイズや風味が微妙に変わるのも特徴のひとつです。
特に秋から冬にかけてが牡蠣の旬で、この時期のかきめしは品質が高まる時期とされています。釧路駅の駅弁売り場(釧祥館が運営)では、サーモンいくら弁当、たらば寿し、花咲かにめしなど、北海道の海の幸を活かした駅弁が揃っています。列車の旅の楽しみのひとつである駅弁は、釧路を起点とする花咲線やノロッコ号の車窓を眺めながら食べるとより一層楽しめます。
早朝の便や休日は売り切れることもあるので、可能であれば前日までに予約しておくと安心です。
地元で人気のテイクアウト弁当とデリカテッセン
釧路には駅弁だけでなく、地元民に愛されるテイクアウト弁当の文化も根付いています。スーパーマーケットの惣菜コーナーでは、新鮮な海鮮を使った寿司弁当や海鮮丼が驚くほどリーズナブルな価格で販売されています。500円〜800円程度で本格的な海鮮弁当が手に入るのは、港町・釧路ならではの贅沢です。
また、地元の弁当専門店では、北海道産の食材をふんだんに使ったオリジナル弁当が人気です。鮭のちゃんちゃん焼き弁当、ザンギ(鶏の唐揚げ)弁当、豚丼弁当など、北海道らしいメニューが揃っています。
コンビニエンスストアのセイコーマートも見逃せません。北海道限定のコンビニであるセイコーマートでは、店内調理のホットシェフコーナーで作りたてのカツ丼やおにぎりが購入できます。価格も手頃で味も本格的と、地元民からの信頼も厚い存在です。ドライブやアウトドアのお供に、釧路の弁当を持参して自然の中で食べるのも素敵な楽しみ方です。
駅弁を楽しむモデルコースと購入場所ガイド
釧路で駅弁を最大限に楽しむためのモデルコースをご紹介します。まず、釧路駅構内の駅弁売り場は朝7時頃から営業しており、午前中の列車に合わせて購入するのがベストです。人気商品は午前中に売り切れることもあるため、早めの購入がおすすめです。
SLふゆの湿原号やノロッコ号に乗車する場合は、出発前に駅弁を購入し、車窓から釧路湿原の絶景を眺めながら食べるという贅沢な体験ができます。これは鉄道ファンならずとも一度は試したい楽しみ方です。駅弁以外では、和商市場の勝手丼も一種の「自分で作る海鮮弁当」として楽しめます。
市場で好きなネタを選んでテイクアウトし、近くの公園やフィッシャーマンズワーフMOOのテラスで食べるのも良いでしょう。釧路空港にも北海道の駅弁や空弁が販売されており、帰りのフライト前に購入するのもおすすめです。空港限定の商品もあるので、チェックしてみてください。弁当の保冷バッグを持参すれば、お土産として持ち帰ることも可能です。






