浜中町(霧多布・散布)で育つウニは「浜中養殖うに」という名称で、2023年7月20日に国の地理的表示(GI)保護制度に登録された養殖のエゾバフンウニです(農林水産省・地理的表示産品情報発信サイト)。生産地は浜中町内の水面・浜中湾・琵琶瀬湾に限定され、天然の昆布資源が豊富な環境で育てられています。本記事では、浜中養殖うにの種類・生産の仕組み、出荷時期について公式サイトで確認できた範囲の情報と、ふるさと納税での楽しみ方、隣町・厚岸のウニについて、2026年9月時点でまとめます。最新情報は各公式サイトで確認してください。
浜中町のウニ「浜中養殖うに」とは|地理的表示(GI)登録のエゾバフンウニ
「浜中養殖うに(ハマナカヨウショクウニ)」は、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に第135号として登録された産品です。登録年月日は2023年(令和5年)7月20日、分類は「第4類 水産物類の水産動物類(うに)」で、登録生産者団体は浜中町湯沸445番地にある「浜中水産物振興協議会」です(農林水産省の登録公示、地理的表示産品情報発信サイトより)。
地理的表示産品情報発信サイトによると、浜中養殖うにの主な特性は「身色がオレンジ色に近い濃い黄色で、色や大きさがそろった養殖のエゾバフンウニ」であり、「クリーミーな口溶けに苦みや雑味のない濃厚な味わい」とされています。生産地である浜中町内の水面・浜中湾・琵琶瀬湾は、ウニの餌となるコンブ類が豊富に生育し、波浪の影響を受けにくい静穏な湾や海水交流のある湖沼という環境が揃っている点も、地域との関連性として説明されています。
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浜中養殖うにはどうやって育つ?生産の仕組みと歴史
釧路総合振興局の紹介ページによると、浜中町沿岸ではかつて年間300トンを超える天然ウニの水揚げがありましたが、昭和60年代の資源の急減を受けて1988年(昭和63年)からエゾバフンウニの人工種苗放流が始まり、2001年(平成13年)にウニ養殖試験事業に着手、2003年(平成15年)に初めての水揚げが行われました。その後「浜中養殖うに」の名称でブランド化が進められています。養殖では、稚ウニの中間育成を経て浜中湾・琵琶瀬湾で本格的な養殖に移り、養殖かごの中で昆布類のみを食べて育つのが特徴です。特に浜中町で漁が盛んなナガコンブが餌となり、これがウニのおいしさの秘訣とされています。
浜中漁業協同組合の公式サイトでも、「養殖かごの中で餌となる昆布を与えて稚ウニから育成して、出荷サイズまで成長したものを海中からかごをひきあげて市場に水揚げします」と、同様の養殖の流れが説明されています。天然の海藻を求めて移動する天然ウニと違い、餌を管理できる養殖ならではの安定した身入りが、GI登録につながった品質の均一さの背景といえます。
浜中町ウニ種苗生産センター|稚ウニが育つまで
浜中町公式サイトの「浜中町ウニ種苗生産センター」のページでは、稚ウニが生まれてから漁業者に引き渡されるまでの流れが紹介されています。3月下旬に成熟した親ウニから採卵・採精して受精させ、4月には万能投影機で幼生の成長を確認。4週間ほど飼育した幼生を屋内水槽に沈着させたあと、水温が上がる5月下旬からは屋外水槽に分散し、アオサや昆布を与えて育てます。9月時点で大きいものは15mmほどに成長し、11月に漁業者自らが出荷作業を行い、放流用・養殖用としてそれぞれ150万粒が生産されるとのことです。
このセンターで扱われる「11月の出荷」は、稚ウニを漁業者へ引き渡す工程であり、私たちが食べる養殖ウニが店頭に並ぶ時期とは別の話です。混同しないよう分けて理解しておくとよいでしょう。
浜中養殖うにの出荷時期・旬について
浜中養殖うにを食べるのに適した具体的な月については、浜中町公式サイト・釧路総合振興局・浜中漁業協同組合のいずれの公式ページにも明確な月表記は見当たりませんでした。確認できたのは、釧路総合振興局の紹介ページにある「天然ウニ採捕が困難な時期でも容易に出荷できる」という記述で、養殖により天然ウニの漁期に左右されない安定供給が可能になっている点が強調されています。
道東の海産物は産地・漁協ごとに漁期が異なるため、釧路市周辺のウニについては「釧路のウニ料理ガイド」も参考にしてください。道東の魚介類全体の季節の目安は「釧路の魚・食材 旬カレンダー」でも整理しています。出荷時期の詳細を知りたい場合は、浜中町役場水産課水産振興係(電話:0153-62-2197)や浜中漁業協同組合への問い合わせが確実です。
浜中町観光協会のグルメページに掲載されている飲食店
浜中町観光協会公式サイトの「グルメ」ページには、霧多布市街を中心に次の飲食店が掲載されています(店名・所在地・営業時間・定休日は同ページの記載による)。
| 店名 | 所在地 | 電話 | 営業時間 | 定休日 |
|---|---|---|---|---|
| 寿司ひらの | 厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29 | 0153-62-2002 | 昼11:00〜14:00/夜17:00〜19:30 | 不定休 |
| 冨士美 | 厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目99 | 0153-62-2004 | 昼11:30〜13:00/夜17:00〜21:00 | 土曜・日曜・祝日 |
| やぶ東 | 厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目101 | 0153-62-2326 | 昼11:00〜14:00/夜17:00〜21:00 | 水曜 |
| やちぼうずCafe | 厚岸郡浜中町仲の浜122 | 0153-62-2008 | 夏季限定10:00〜15:00 | 木曜(6〜7月は無休) |
| 湿原ユートピア | 厚岸郡浜中町琵琶瀬738 | 0153-62-3439 | 10:00〜17:00 | 火曜 |
| まんぷく亭 | 厚岸郡浜中町霧多布東2条1丁目7 | 0153-62-3955 | 17:00〜22:00 | 不定休 |
| ろばた㐂八 | 厚岸郡浜中町霧多布東2条1丁目80 | 0153-62-3268 | 記載なし | 不定休 |
| 居酒屋しばらく | 厚岸郡浜中町霧多布東2条1丁目22 | 0153-62-3351 | 17:00〜23:00 | 日曜 |
| 森のくまさん | 厚岸郡浜中町浜中基線109 | 0153-64-2061 | 11:30〜13:30 | 月曜 |
| 北の家 | 厚岸郡浜中町茶内本町16 | 0153-65-2770 | 昼11:00〜13:30/夜17:00〜23:00 | 日曜・不定休 |
(出典: 浜中町観光協会公式サイト「グルメ」ページ。2026年9月時点)
このページにはメニューの記載がなく、各店でウニ料理(ウニ丼など)を提供しているかどうかは分かりません。ウニ料理の提供有無・時期は、訪問前に各店へ直接確認してください。
釧路市街の和商市場や寿司店でウニを味わいたい場合は「釧路のウニ料理ガイド」、海鮮丼全般の情報は「釧路の海鮮丼ガイド」で紹介しています。
買える場所・ふるさと納税で浜中のウニを楽しむ
浜中町公式サイトの「ふるさと納税」ページでは、楽天ふるさと納税・ふるさとチョイス・ふるなびなど複数の返礼品ポータルサイトへのリンクが案内されています。具体的な返礼品の品目・寄付金額は各ポータルサイト側に掲載される形です。
このうちふるさとチョイスの浜中町ページを確認したところ、「魚貝類」のカテゴリの中に「ウニ」という項目があり、複数の返礼品が掲載されていることが確認できました。寄付額や内容量は時期によって変動するため、申し込み前に各ポータルサイトで最新の商品情報を確認してください。
隣町・厚岸のウニ|「えもんシリーズ」の一つ
浜中町の隣にある厚岸町は、ブランド牡蠣「カキえもん」「マルえもん」で知られる町ですが、ウニも地元産のブランドとして扱われています。厚岸漁業協同組合の公式サイトによると、「あさり・ほたて・うに・ほっきは、『えもんシリーズ』として厚岸産だけに与えられる信頼のブランドです」と紹介されています。厚岸のブランド牡蠣についての詳しい違いは「厚岸の牡蠣ガイド」で解説しているので、あわせて参考にしてください。厚岸町公式サイトのトップページ・観光情報ページでは、今回確認した範囲ではウニに特化した記述は見当たりませんでした。
釧路から浜中町へのアクセス
浜中町(霧多布・散布)は釧路市街から東へ向かったエリアにあり、車でのアクセスが基本です。国道44号・国道123号を経由するルートの距離・所要時間、公共交通機関を使う場合の乗り継ぎ、途中に立ち寄れる厚岸のスポットについては「釧路から厚岸・霧多布ドライブガイド」で詳しくまとめています。霧多布湿原や霧多布岬など、浜中町の観光スポット全体については「浜中町観光ガイド」もあわせてご覧ください。
Q1. 浜中町のウニはどんな種類ですか
A: 「浜中養殖うに」という名称で、身色が濃い黄色でそろった養殖のエゾバフンウニです。2023年7月20日に国の地理的表示(GI)保護制度に登録されました(農林水産省)
Q2. 浜中養殖うにの旬はいつですか
A: 具体的な出荷月は公式サイト上では確認できませんでした。釧路総合振興局によると、天然ウニが獲れない時期でも出荷できる安定供給が養殖ウニの特徴とされています
Q3. 浜中町のウニはどうやって育てられていますか
A: 養殖かごの中で昆布類のみを餌に育てる養殖方式です。浜中湾・琵琶瀬湾で育ち、1988年に人工種苗の放流が始まり、2001年に養殖試験事業に着手、2003年に初の水揚げが行われました(釧路総合振興局)
Q4. 浜中のウニはどうやって買えますか
A: 浜中町公式サイトのふるさと納税ページから複数のポータルサイトへ申し込めます。ふるさとチョイスには浜中町のウニの返礼品カテゴリがあります
Q5. 隣町・厚岸でもウニは食べられますか
A: 厚岸漁業協同組合公式サイトによると、あさり・ほたて・うに・ほっきは「えもんシリーズ」として厚岸産のブランドに数えられています
※本記事は2026年9月時点で公式サイトから確認できた内容にもとづいています。出荷時期・返礼品の内容・店舗情報は変更される場合があるため、最新情報は浜中町公式サイト・浜中町観光協会公式サイトなどでご確認ください。







