花咲ガニは、根室半島周辺でしか漁獲されない北海道東部を代表するカニです。北海道庁水産林務部の資料によると、名前に「カニ」とついていますが分類上はヤドカリの仲間で、旬(漁期)は4月〜9月とされています(2026年9月時点)。根室市街では、かさい商店をはじめ茹でたてを味わえる店が複数あり、鉄砲汁・雑炊といった食べ方が根室市観光協会公式サイトで紹介されています。本記事では、花咲ガニの分類・名前の由来・旬・食べ方から、根室で食べられる店、買える場所、ふるさと納税、根室かに祭りまで、北海道庁・根室市観光協会・落石漁業協同組合などの公式情報にもとづいて2026年9月時点でまとめます。最新情報は各公式サイトで確認してください。
花咲ガニとは|分類はヤドカリの仲間
花咲ガニは、見た目も名前も「カニ」ですが、分類上はヤドカリの仲間です。北海道庁水産林務部森林海洋環境局成長産業課の資料によると、「名前に『カニ』とありますが、ヤドカリの仲間に分類されます」と説明されています。
生息域についても同資料に記載があり、「えりも岬から納沙布岬にかけての太平洋と根室半島北側のオホーツク海に分布し、沿岸近くの浅みに生息」するとされています。国内でこの海域周辺でしかまとまって漁獲されないため、根室を代表する希少な味覚として知られています。産卵は6〜7月に沿岸域で行われるとの記載もあります。
名前の由来|茹でると花が咲いたような赤色に
花咲ガニという名前の由来について、根室半島の落石漁業協同組合公式サイトでは「茹でると鮮やかな花が咲いたような赤色になることがその名の由来」と紹介されています。生きている間の殻は茶褐色をしていますが、茹でることで鮮やかな朱色に変わることから、この名がついたということです。
根室市観光協会公式サイトでも、花咲ガニについて「獲れたては茶色い殻ですが、ゆでると鮮やかな赤に変わり、身はふっくらとやわらかく、独特の濃厚な旨みがぎゅっと詰まっています」と紹介されています。同サイトによると、花咲ガニは根室市のカントリーサインにも描かれており、根室のシンボル的な存在とされています。
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花咲ガニの旬・漁期|2026年9月時点
花咲ガニの漁期について、北海道庁水産林務部森林海洋環境局成長産業課の資料では4月〜9月とされています(2026年9月時点)。ただし実際の漁期は海域や漁法によって幅があり、根室半島の落石漁業協同組合公式サイトでは、かご漁の漁期を7月中旬〜9月下旬と案内しています。
資源保護の観点から、漁獲できるサイズにも制限が設けられています。北海道庁の資料によると、漁獲サイズは雄が甲長8cm以上、雌が甲長11.5cm以上と定められています。
漁期・解禁日は年によって変わる可能性があるため、訪問前や取り寄せ前には北海道庁または各漁業協同組合の公式サイトで最新の情報を確認してください。
花咲ガニの食べ方|鉄砲汁・雑炊が根室流
花咲ガニの代表的な食べ方は、まず塩茹でにしてそのまま身を味わうシンプルなスタイルです。根室市観光協会公式サイトによると、花咲ガニは出汁がよく出ることから「旬の野菜と味噌で仕立てた『鉄砲汁』や、雑炊は一度食べたら忘れられない味わい」とされています。
鉄砲汁は、カニと野菜を昆布だしで煮込み、味噌で味付けする郷土料理です。農林水産省「うちの郷土料理」の紹介によると、てっぽう汁は道東地域(主に根室地方)で古くから食べられてきた漁師料理で、名前の由来は「箸でカニの足をつついて食べる様子が鉄砲に弾を詰める仕草に似ていることから」といわれています。根室地方で水揚げされる花咲ガニのほか、毛ガニやタラバガニ、ズワイガニなど他のカニで作られることもあるとされています。
出汁を取ったあとの汁に米を加えて雑炊に仕立てるのも、根室ならではの食べきり方です。花咲ガニは殻にトゲが多く身を取り出しにくいカニですが、その分しっかりとした出汁が出るのが魅力です。
根室で花咲ガニを食べられる店
根室市街には、花咲ガニを茹でたてで味わえる店が複数あります。根室市観光協会公式サイトで紹介されている店舗の詳細ページから、所在地・営業時間・価格帯を整理しました。
| 店名 | 所在地 | 営業時間 | 定休日 | 花咲ガニの目安 |
|---|---|---|---|---|
| かさい商店 | 根室市大正町2-17 | 7〜9月 8:00〜17:00/10〜5月 9:00〜17:00 | 日曜(7〜8月は無休) | 1,500円〜 |
| かに屋めし屋 大八 | 根室市花咲港68 | 8:00〜16:00(ラストオーダー15:30) | 不定休 | 花咲カニラーメン等1,300円 |
| 根室海鮮市場 | 根室市光和町1-1 | 9:00〜17:00 | 不定休 | 2,000円〜6,000円 |
根室駅前で40年にわたり青果・カニを販売するかさい商店は、店内で茹でたての花咲ガニをその場で味わえる店として根室市観光協会公式サイトで紹介されています。花咲港にあるかに屋めし屋大八は、とれたて浜茹での花咲ガニを使った「花咲カニラーメン」が人気メニューです。根室海鮮市場は花咲ガニのほか幅広い海産物を扱う市場で、営業時間・価格は変動することがあるため、訪問前に各店へ確認するのが確実です(2026年9月時点)。
道の駅スワン44ねむろで買う
根室市酪陽1番地、国道44号沿いにある道の駅「スワン44ねむろ」も、花咲ガニを買える場所のひとつです。北海道の道の駅公式サイトによると、館内の「東光 道の駅店」では「水揚げされたばかりの根室の特産物『花咲がに』をはじめ各種魚介類や根室ブランドの水産加工品を展示・販売」しています。
道の駅の営業時間は4〜10月が9:00〜17:00、11〜3月が10:00〜16:00で、定休日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日〜1月5日)です。併設レストラン「バードパル」でも、豊富な海の幸を使った根室らしいメニューが提供されています。釧路から根室方面へ車で向かう道中に立ち寄りやすい立地です。
通販・ふるさと納税で花咲ガニを取り寄せる
現地に行けない場合の取り寄せについては、根室市観光協会公式サイトの根室海鮮市場の紹介ページに「豊富な海産物の地方発送も承ります」との記載があります。花咲ガニを含む海産物の発送を希望する場合は、店舗に直接問い合わせるとよいでしょう。
ふるさと納税については、根室市公式サイトのふるさと納税ページで、ふるさとチョイス・ふるなび・さとふる・ANAのふるさと納税・楽天ふるさと納税の5つのポータルサイト経由で申し込める旨が案内されています(2026年9月時点)。ただし根室市公式サイト上には花咲ガニを含む個別の返礼品の一覧までは掲載されていないため、花咲ガニが返礼品として選べるかどうかは、各ポータルサイトのページで確認してください。
根室かに祭り
根室市観光協会が主催する「根室かに祭り」は、根室特産の花咲ガニを市価より安く販売するイベントです。根室市観光協会公式サイトによると、2026年は8月22日(土)・23日(日)に根室港特設会場(根室市本町5丁目)で開催され、22日は10:00〜16:00、23日は9:00〜15:00の日程でした。会期中は花咲ガニの販売に加え、ステージショーも行われたと案内されています。
2026年9月時点で、次回開催の日程は根室市観光協会公式サイトにまだ発表されていません。花咲ガニ目当てに根室を訪れる計画がある場合は、公式サイトで最新の告知を確認してください。
釧路・根室エリアで花咲ガニ以外のグルメも楽しむ
釧路市街から根室市街へは、国道44号を使った車のほか、JR花咲線・都市間バス「特急ねむろ号」でもアクセスできます。詳しい所要時間・料金の比較は「釧路から根室・納沙布岬へ日帰りガイド」で解説しているので、あわせて参考にしてください。納沙布岬や春国岱など根室市内の見どころは「根室市観光ガイド」、エスカロップなど花咲ガニ以外の根室グルメは「根室のご当地グルメガイド」で紹介しています。
花咲ガニ以外にも、釧路・根室エリアには旬の海の幸が豊富です。釧路の海鮮全般については「釧路の海鮮グルメガイド」、季節ごとの食材の旬は「釧路の旬カレンダー」で確認できます。秋にサンマ祭りに合わせて根室方面を訪れる場合は「根室さんま祭り」の日程もあわせてチェックしておくと、旅程を立てやすくなります。
Q1. 花咲ガニはカニですか、ヤドカリですか?
A: 北海道庁水産林務部の資料によると、花咲ガニは名前に「カニ」とありますが、分類上はヤドカリの仲間です
Q2. 花咲ガニの名前の由来は?
A: 落石漁業協同組合公式サイトによると、茹でると鮮やかな花が咲いたような赤色になることが名前の由来とされています
Q3. 花咲ガニの旬・漁期はいつですか?
A: 北海道庁の資料では漁期は4月〜9月(2026年9月時点)です。落石漁協はかご漁の漁期を7月中旬〜9月下旬としており、地区・漁法によって幅があるため公式サイトで確認してください
Q4. 花咲ガニの定番の食べ方は?
A: 塩茹でのほか、根室市観光協会公式サイトによると鉄砲汁や雑炊が定番の食べ方として紹介されています
Q5. 根室で花咲ガニを食べられる店はどこですか?
A: かさい商店(1,500円〜)、かに屋めし屋大八、根室海鮮市場などが根室市観光協会公式サイトで紹介されています
※本記事の漁期・営業時間・料金・イベント日程は2026年9月時点で公式サイトから確認できた内容です。年によって変動する場合があるため、訪問・注文前に各公式サイトでの確認をおすすめします。







