釧路の食材の旬は「季節」で押さえるのが確実
釧路の魚や農産物の旬は、公式資料を確認すると月単位で分かるものと、季節単位でしか分からないものが混在しています。釧路総合振興局の資料に載る「食材旬カレンダー」は、月の目盛りがテキストとして正確に読み取れない状態で公開されているため、本記事では振興局の資料に書かれている「季節」の表記と、白糠漁協・釧路市漁協など個別の一次情報にある「月」の表記を分けて紹介します。
無理に月を当てはめず、確認できる範囲だけを書くことで、実際に買い物や食事の計画に使える内容を目指しました。
釧路管内の「食材旬カレンダー」に載る食材
釧路総合振興局が公開する「令和8年 釧路管内の現況」には、管内の特産品を挙げた食材旬カレンダーが掲載されています。このうち季節が明記されているのは次の3つです。
| 食材 | 季節 |
|---|---|
| サンマ | 秋 |
| ワカサギ | 冬(氷上釣り) |
| ナガコンブ | 夏 |
このほか、シシャモ・トキシラズ・ヤナギダコ・毛ガニ・カキ(厚岸)・アサリ・ツブ貝・ホッキ貝・棹前コンブ・摩周メロン・マンゴー(温泉熱を利用した栽培)・ほうれん草・白菜・ほくげん大根・パプリカ・エゾシカ肉・リーフレタス(水耕栽培)・そば(摩周)・牛乳が管内の特産品として挙げられていますが、資料上は季節・月の表記がありません。これらの食材の中には、白糠漁協や釧路市漁協など個別の一次情報から月が分かるものもあるため、次の季節ごとの解説で補足します。
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春(4〜5月)の釧路
管内の資料で「春」に季節が特定できる食材はあまり多くありません。確認できるのは、白糠漁業協同組合の魚種一覧にある時鮭・灯台つぶ・真つぶで、旬の期間は5月下旬〜8月上旬と公式に案内されています。春はこの期間のスタート地点にあたり、初夏へとつながっていく時期です。
夏(6〜8月)の釧路
夏は振興局の資料で唯一「夏」と明記されているナガコンブの季節です。釧路管内では厚岸町・浜中町を中心にコンブ漁が行われており、良質な昆布の産地として知られています。
白糠漁協の魚種一覧では、6〜7月に花咲がに・油子(たらこ)が挙がっているほか、5月下旬〜8月上旬の時鮭・灯台つぶ・真つぶは夏の前半まで続きます。さらに、白糠町の名産である白糠昆布は旬が7〜10月と案内されており、夏の後半から旬に入ります。
秋(9〜11月)の釧路
秋は振興局の資料で「秋」と明記されているサンマの季節です。釧路市漁業協同組合の副港市場ではさんま棒受網漁による水揚げが行われており、釧路漁港の水揚げと釧路の漁業でも主要魚種として紹介しています。
白糠漁協の魚種一覧では、9〜11月上旬に毛ガニ・秋鮭が挙がっています。また、釧路市漁協によるとシシャモの漁期は10〜11月で、小型底曳網によって水揚げされ、2003年から資源管理の取り組みが行われています。夏から続く白糠昆布の旬(7〜10月)も、10月まではこの季節に含まれます。
冬(12〜3月)の釧路
冬は振興局の資料で「冬(氷上釣り)」と明記されているワカサギの季節です。
白糠漁協の魚種一覧では、冬の魚種として柳だこ・ホッキ・たら・宗八かれい・柳かれいが挙げられています。秋から続く毛ガニも、白糠漁協の資料上は冬の魚種一覧と9〜11月上旬の両方に登場しており、季節をまたいで水揚げされる魚種であることが分かります。
季節を問わず楽しめる特産品
管内の食材旬カレンダーに載る特産品の中には、そもそも季節・月の表記がないものが多くあります。トキシラズ、ヤナギダコ、アサリ、ツブ貝、ホッキ貝、棹前コンブ、摩周メロン、マンゴー、ほうれん草、白菜、ほくげん大根、パプリカ、エゾシカ肉、リーフレタス、そば、牛乳がこれにあたり、振興局の資料上は「管内の特産品」として紹介されるにとどまります。
カキ(厚岸)については、厚岸漁業協同組合の「えもんシリーズ」がシングルシード方式で養殖され、紫外線殺菌した海水で48時間蓄養してから出荷されることが公式サイトで案内されています。この蓄養技術により、季節を限定せず年中出荷される点が特徴です。厚岸のカキについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
釧路市魚揚場のデータで見る主要魚種
釧路市の地方卸売市場「魚揚場」が公開する令和7年の年報では、漁業別・魚種別の年間取扱量が公表されています。月別の内訳までは公表資料からは読み取れないため、ここでは年間の合計値を紹介します。
| 魚種 | 取扱量(令和7年) |
|---|---|
| いわし | 105,557t |
| すけとうだら | 12,640t |
| まだら | 8,085t |
| さんま | 1,939t |
| ししゃも | 34t |
合計は130,577t・約94億円で、大中型まき網によるいわしの水揚げが全体の大半を占めています。釧路港の水揚げ量そのものについては釧路漁港の水揚げと釧路の漁業、港湾機能全体は釧路港の役割で解説しています。
旬の海産物を通販で探すなら
ふるさと納税や産地直送の通販でも旬の魚介を購入できます。訪問できない時期でも取り寄せが可能です。
旬の食材が買える場所・取り寄せ
季節ごとの旬を実際に味わうなら、次の一次情報で確認できる場所が候補になります。
- 和商市場(釧路市黒金町13-25):市内中心部の市場で、季節の鮮魚を扱う店が集まる。詳しくは和商市場の勝手丼ガイド
- 白糠漁業協同組合 直売所(白糠町岬1丁目2-24・白糠漁港内、2026年4月開所):季節ごとに入れ替わる地物の魚介を直売
- 道の駅厚岸グルメパーク コンキリエ(厚岸町住の江2-2):魚介市場を併設し、厚岸産のカキなどを購入できる
- 道の駅しらぬか恋問(2025年4月リニューアル):白糠エリアの食材を扱う
- 釧路市ふるさと納税:うに・かに・いくら・たらこなど、返礼品として旬の海産物を選べる
いずれも営業時間や取扱品は時期によって変わるため、訪問・注文前に公式サイトで最新情報を確認してください。
Q1. 釧路でサンマが旬なのはいつですか
A: 振興局の資料でサンマは「秋」の食材として挙げられています。釧路市漁協ではさんま棒受網漁による水揚げが行われています
Q2. 釧路のシシャモはいつが旬ですか
A: 釧路市漁協によると、シシャモの漁期は10〜11月です。小型底曳網で漁獲され、資源管理の対象になっています
Q3. 釧路の毛ガニはいつ獲れますか
A: 白糠漁協の魚種一覧では冬と9〜11月上旬の両方に挙げられており、季節をまたいで水揚げされる魚種です
Q4. 釧路・白糠の昆布はいつが旬ですか
A: 振興局の資料でナガコンブは「夏」とされ、白糠昆布は白糠漁協の案内で旬が7〜10月とされています
Q5. 釧路の農産物にも旬の時期はありますか
A: 振興局の食材旬カレンダーには農産物も特産品として掲載されていますが、季節・月の表記があるのは魚介の一部のみです。野菜や果物は季節表記のない特産品として紹介されています
公式サイト・参考リンク
- 令和8年 釧路管内の現況(釧路総合振興局)
- 釧路市漁業協同組合 シシャモ
- 釧路市漁協 組合概要
- 釧路市魚揚場 令和7年年報(釧路市公式)
- 白糠漁業協同組合 魚種一覧
- 白糠漁協直売所(白糠町公式)
- 厚岸漁業協同組合 えもんシリーズ
- 和商市場公式サイト
- 釧路市ふるさと納税公式
※本記事記載の旬・時期は各公式サイトの執筆時点の情報です。年によって漁期・出荷時期が変動する場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。



