秋の釧路は「静かに濃密な季節」
釧路観光のベストシーズンといえば「夏の避暑」「冬のタンチョウ」が二大定番ですが、9〜10月の秋も見どころが重なる季節です。阿寒湖と弟子屈(屈斜路湖・川湯温泉周辺)の紅葉、秋色に変わる釧路湿原、10月上旬の「まりも祭り」、そして秋の海の幸。
夏のピークを過ぎた落ち着いた空気の中で、自然そのものをじっくり味わえます。
釧路観光モデルコース・季節別ベストガイド・混雑カレンダーもあわせて読むと、秋の釧路旅行の計画が立てやすくなります。
秋の釧路の気候・服装
気象庁(釧路地方気象台)の平年値(1991〜2020年)は次のとおりです。
| 月 | 平均気温 | 日最高気温の平均 | 日最低気温の平均 |
|---|---|---|---|
| 9月 | 16.5℃ | 20.1℃ | 12.9℃ |
| 10月 | 11.0℃ | 15.1℃ | 6.1℃ |
9月の服装
日中は20℃前後まで上がりますが、朝晩は13℃前後。長袖シャツに薄手のジャケット、朝晩用に薄手のフリースがあると安心です。
10月の服装
日中でも15℃前後、朝は6℃前後まで下がります。本州の「秋」の感覚で来ると寒さに震えます。長袖+ニットに薄手ダウン、手袋やニット帽も持参してください。
月別のより詳しい気温・降水は釧路の気候データにまとめています。
紅葉のスポット
紅葉の「見頃の日付」は、阿寒観光協会まちづくり推進機構・摩周湖観光協会・環境省のいずれも公式には公表していません。年によって前後するので、出発前に各協会の最新情報(SNS含む)で色づき状況を確認するのが確実です。
阿寒湖周辺
阿寒観光協会まちづくり推進機構の公式サイトは、阿寒湖の四季を「春は新緑、夏は湖上アクティビティ、秋は紅葉、冬はフロストフラワーや氷上ウォーキング」と紹介しています。湖畔の遊歩道やアイヌコタン周辺を歩きながら、湖と山並みの秋色を楽しめます。
アクセスや温泉街の歩き方は阿寒湖の観光ガイドを参照してください。
弟子屈(屈斜路湖・川湯温泉・硫黄山)
摩周湖観光協会(弟子屈町)は、町内の紅葉スポットとして次の3か所を紹介しています。
- 屈斜路湖〜川湯温泉間:湖畔から温泉街へ抜ける道沿いの紅葉
- 和琴半島:屈斜路湖に突き出た半島の遊歩道
- 硫黄山:噴気の白と紅葉のコントラスト
摩周湖とあわせて回る場合は摩周湖の観光情報も参照してください。
釧路湿原
湿原は木々の紅葉というより、草原全体が秋色に変わる景色が見どころです。環境省の釧路湿原国立公園紹介ページにも「秋の湿原と丘陵地(後方は阿寒の山並み)」の写真が掲載されています。
展望スポットとして次の2施設が通年開館しています(釧路湿原国立公園連絡協議会の案内より)。
| 施設 | 開館時間 | 休館日 |
|---|---|---|
| 温根内ビジターセンター | 4〜10月 9:00〜17:00/11〜3月 9:00〜16:00 | 火曜、年末年始(12/29〜1/3) |
| 細岡ビジターズ・ラウンジ | 4〜9月 9:00〜18:00/10〜3月 10:00〜16:00 | 年末年始(12/29〜1/3) |
木道の歩き方や展望台の選び方は釧路湿原の楽しみ方で詳しく紹介しています。
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タンチョウは秋に見られる?
冬のタンチョウ観察の拠点である鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ(日本野鳥の会運営)は、開館期間が10月1日〜3月30日、開館時間9:00〜16:00、入館無料です。
ただし鶴居村が案内する給餌期間は「12月初旬から2月末までの予定(年により変動)」で、秋のうちはまだ給餌が始まっていません。鶴居村の月別案内でも11月は「飛来羽数は少なく」、12月中旬以降に100羽以上が飛来する日が増えるとされています。
つまり10月は「施設は開いているが、給餌場にタンチョウが集まる時期ではない」季節です。秋の観察は「見られたら幸運」の心構えで、確実に見たいなら冬に訪れてください。
阿寒町の阿寒国際ツルセンター(グルス)(阿寒湖畔から車で約40分、釧路空港から約20分)は本館が9:00〜17:00・年中無休で、タンチョウの生態展示を通年で見学できます。
詳細はタンチョウ観察ガイド・バードウォッチングを参照してください。
秋鮭の遡上
秋の釧路周辺の川では、産卵のために遡上するシロザケの姿が見られることがあります。ただし観察できる場所や時期は年によって変わり、自治体や観光協会が観察地点を公式に案内しているわけではありません。
サケの生態や観察マナー、最新情報の確認先は釧路のサーモンランにまとめています。
秋の海の幸
秋の釧路は海の幸の季節。秋鮭といくら、さんまなど旬の魚介は秋グルメ完全ガイドで深掘りしています。和商市場・海鮮居酒屋・寿司で秋の味を楽しんでください。
秋のイベント:まりも祭り(阿寒湖)
阿寒湖アイヌコタン公式サイトによると、阿寒湖の「まりも祭り」は昭和25年に始まり、毎年10月上旬の3日間にわたって開催されます。
釧路・阿寒湖観光公式サイトでは、2026年の第77回は**10月8日(木)〜10日(土)**と案内されています(会場は阿寒湖温泉、無料)。儀式・タイマツ行進・ANA貸切船の花火ナイトクルーズの詳細はまりも祭りの記事にまとめています。
秋の釧路周辺のほかのイベントは釧路の祭り年間スケジュールから探せます。
秋のモデルコース
1日コース(紅葉メイン)
- 朝:釧路市街を出発
- 午前:阿寒湖畔を散策、紅葉を楽しむ
- 昼:阿寒湖温泉街でランチ
- 午後:弟子屈へ移動し、硫黄山と屈斜路湖〜川湯温泉の紅葉
- 夕方:釧路市街に戻り、海鮮居酒屋で秋の海の幸
2日コース(紅葉+湿原+タンチョウ)
- 1日目:阿寒湖の紅葉と温泉宿泊(10月上旬なら「まりも祭り」の日程と合わせる)
- 2日目午前:摩周湖から屈斜路湖・和琴半島の紅葉
- 2日目午後:釧路湿原の温根内ビジターセンターか細岡ビジターズ・ラウンジで秋の湿原
- 2日目夕方:鶴居村のサンクチュアリに立ち寄り(10月1日以降開館、給餌は12月からなので見られたら幸運)
- 2日目夜:釧路市街で秋グルメを堪能
移動時間の目安や車以外の行き方は釧路観光モデルコースにまとめています。
秋の暮らし情報
釧路の秋の暮らし完全ガイドで詳しく紹介していますが、観光中にも感じられる秋の生活感を挙げておきます。
- 朝晩の冷え込み:10月の平年最低気温は6.1℃。宿にも薄手ダウンを持ち込むと安心
- 早めの冬支度:地元ではストーブ点検や冬タイヤの準備が話題になる時期
- 日が短くなる:観光施設の閉館時間も10月から早まるので、行程は早めに組む
Q1. 釧路の紅葉はいつ頃が見頃ですか?
A: 阿寒観光協会まちづくり推進機構・摩周湖観光協会・環境省はいずれも見頃の日付を公表しておらず、年によって前後するため、出発前に各協会の最新情報で色づき状況を確認してください。
紅葉スポットとして公式に案内されているのは、阿寒湖周辺と、弟子屈町の「屈斜路湖〜川湯温泉間」「和琴半島」「硫黄山」です。
Q2. 秋の釧路の服装はどのくらい暖かくすればいいですか?
A: 気象庁の平年値で10月の日最低気温は6.1℃、日最高でも15.1℃なので、長袖+ニットに薄手ダウンと手袋を持参してください。
9月は平均16.5℃で日中は20℃前後まで上がりますが、朝晩は13℃前後まで下がるので薄手のジャケットが必要です。
Q3. 秋にタンチョウは見られますか?
A: 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは10月1日から開館しますが、鶴居村が案内する給餌は12月初旬からの予定で、11月でも飛来は少なく、秋は給餌場にタンチョウが集まる時期ではありません。
確実に見たいなら冬の訪問がおすすめです。阿寒国際ツルセンター(グルス)は年中無休(9:00〜17:00)で生態展示を見学できます。
Q4. 阿寒湖のまりも祭りはいつ開催されますか?
A: 毎年10月上旬の3日間で、2026年の第77回は10月8日(木)〜10日(土)に阿寒湖温泉で開催されます(釧路・阿寒湖観光公式サイト)。
まとめ:秋の釧路は自然をじっくり味わう季節
阿寒湖と弟子屈の紅葉、秋色の釧路湿原、10月上旬のまりも祭り、秋の海の幸。夏ほどの賑わいはなく、自然そのものをじっくり味わえるのが秋の釧路です。
紅葉の見頃とタンチョウの飛来は年によって変わるので、出発前に各観光協会の最新情報を確認して計画してください。
釧路の季節別ガイド・観光モデルコース・混雑カレンダーとあわせて、秋の釧路旅行を計画してください。









