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釧路の4月観光ガイド

気温・服装・ノロッコ号運行開始とGW前情報

気象庁の平年値で釧路の4月は平均気温4.0℃・残雪が残る季節です。くしろ湿原ノロッコ号の2026年4月25日運行開始、タンチョウ給餌場の休館、湿原展望台の夏季営業切り替えまで、気象庁・JR北海道・観光協会の公式情報をもとに解説します。

残雪が解け始める4月の釧路湿原と、運行を再開したくしろ湿原ノロッコ号

Photo: Lake Harutori - Kushiro Hokkaido - 2024 May 12 various / Wikimedia Commons

編集部
くしろポータル編集部

釧路市・釧路町在住の編集部が一次情報・公的機関データをもとに執筆。編集方針

この記事のポイント

  • 1釧路の4月は気象庁平年値で平均気温4.0℃・最高8.0℃・最低0.7℃。根雪はほぼ解けるが朝晩はまだ氷点下に近い残雪期
  • 2くしろ湿原ノロッコ号は2026年4月25日運行開始、25〜30日は1日1往復。タンチョウの給餌場は3月末で相次いで休館・終了する
  • 3細岡ビジターズ・ラウンジと温根内ビジターセンターは4月から夏季営業時間に切り替わり、湿原観光が夏モードへ移っていく

釧路の4月は、気象庁の平年値(1991〜2020年)で平均気温が4.0℃となる「残雪期から春への変わり目」の季節です。根雪はほぼ解けますが、朝晩は氷点下に近づく日もあり、冬装備を完全に手放すにはまだ早い時期。一方で、くしろ湿原ノロッコ号の運行開始や湿原展望台の夏季営業切り替えなど、観光面では冬から夏への切り替えが一気に進みます。この記事では、気象庁・JR北海道・釧路観光コンベンション協会など公式情報をもとに、釧路の4月観光で知っておきたい気温・服装・見どころ・注意点をまとめました。

釧路の4月はどんな季節?気温データで見る残雪期から春への変わり目

気象庁・釧路地方気象台が公表する平年値(1991〜2020年)によると、釧路の4月は**平均気温4.0℃、日最高気温の平均8.0℃、日最低気温の平均0.7℃**です。3月(平均−0.4℃・最高3.3℃・最低−4.2℃)と比べると平均気温は4℃以上上がり、最高気温は8.0℃まで回復しますが、最低気温は0.7℃と依然として氷点下に近い日があります。

平均気温最高気温平均最低気温平均
3月−0.4℃3.3℃−4.2℃
4月4.0℃8.0℃0.7℃
5月8.6℃12.6℃5.4℃

(出典:気象庁・釧路地方気象台 平年値、1991〜2020年)

積雪面では、4月の降雪量合計は平年値で7cm、最深積雪は5cmと3月(それぞれ31cm・23cm)から大きく減り、雪日数も平年値9.8日と3月の15.1日から半分近くまで減少します。一方で霧日数は平年値8.7日と3月(4.0日)から増え始め、釧路の月別気温・気候データでも4月は「雪から霧へ」季節が移り変わる端境期として位置づけられます。3月の様子は釧路の3月観光ガイド、一年を通した季節の変化は釧路観光の季節別ベストガイドで確認できます。

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4月の釧路旅行の服装・持ち物|厚手コート+防寒靴はまだ必要

最低気温の平年値が0.7℃と氷点下すれすれの4月は、服装の面では引き続き防寒対策が欠かせません。日中の最高気温は平年値で8.0℃前後まで上がる日もありますが、朝晩の冷え込みを基準に準備しましょう。

  • アウター:厚手のコートまたは薄手のダウンジャケット
  • ミドルレイヤー:フリースやニットなど保温性のある一枚
  • 小物:手袋・マフラー(朝晩の冷え込み対策に)
  • 足元:滑り止め付きの靴。根雪は解けても路面がぬかるみやすく、朝は再凍結する場合もある

最深積雪の平年値は5cmとわずかですが、根雪が解けきらないうちは足元がぬかるみやすい時期です。霧日数も平年値8.7日と増え始めるため、視界が悪くなった際に体感温度が下がる点にも注意しておきましょう。

くしろ湿原ノロッコ号は2026年4月25日運行開始|区間・料金・予約

冬の間運休していた観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は、JR北海道公式サイトによると2026年4月25日(土)から運行を開始します。運行区間は釧路駅〜塘路駅間で、東釧路駅・釧路湿原駅・細岡駅に停車します。運行開始直後の**4月25日〜30日は1日1往復(ノロッコ1号・2号)**のみの運行で、本数が増える繁忙期の2往復運転は夏以降になります。

料金は乗車券と指定席券の合算で、釧路〜塘路間は大人片道1,680円(乗車券680円+指定席券1,000円)、こどもは半額です。全車指定席のため、乗車日の1か月前からみどりの窓口または「えきねっと」での事前予約が必要になります。なお、くしろ湿原ノロッコ号は現行車両の老朽化に伴い、JR北海道公式サイトで2026年度をもって運転を終了すると案内されています。4月に運行が始まったばかりの今シーズンが、現行車両で乗車できる最後の年にあたります。運行日カレンダーや車両・座席の詳しい情報はくしろ湿原ノロッコ号2026にまとめています。

湿原の展望台・ビジターセンターが夏季営業に切り替わる

釧路湿原の主要な展望台・ビジターセンターは、4月から夏季の営業時間に切り替わる施設が多いのも4月の特徴です。釧路湿原国立公園連絡協議会の公式サイトによると、細岡ビジターズ・ラウンジは4月から夏季営業時間の9:00〜18:00(冬季は10:00〜16:00)、温根内ビジターセンターも4月から夏季営業時間の9:00〜17:00(冬季11〜3月は9:00〜16:00)に切り替わります。温根内ビジターセンターは火曜日と年末年始(12月29日〜1月3日)が休館日です。

釧路観光コンベンション協会・環境省の公式情報によると、釧路市湿原展望台も夏季(4〜9月)は8:30〜18:00、冬季(10〜3月)は9:00〜17:00と営業時間が切り替わる施設で、入館料は大人480円・高校生250円・小中学生120円、駐車場は普通車108台分が用意されています。展望台やビジターセンター周辺の見どころ全体は釧路湿原のベストシーズンガイドで季節別に詳しく紹介しています。

タンチョウ観察|給餌場は休館へ、湿原の奥へ移動する季節

3月まで釧路の冬観光を彩ったタンチョウの給餌場は、4月に入ると相次いで休館・終了します。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは公式サイトによると開館期間が10月1日〜3月30日で、4月1日〜9月30日は休館します。開館期間中の開館時間は9:00〜16:00で、給餌は11月から翌3月にかけて行われていました。

阿寒国際ツルセンターでも、施設公式サイトでは「今年度のタンチョウへの給餌は3月12日まで」と案内されており(年度の明記なし・2026年9月時点)、4月には給餌が行われていません。給餌場に依存してきたタンチョウは、繁殖期を迎えて釧路湿原など各地に散っていきます。給餌場での定点観察を目的に4月の釧路を訪れても姿を見られない可能性が高いため、観察を計画する場合はタイミングに注意が必要です。タンチョウの生態や年間を通した観察のコツはタンチョウ観察ガイドで確認できます。

白鳥(ハクチョウ)は北帰行の時期|真冬の群れは減っていく

オオハクチョウ・コハクチョウはシベリア方面から渡ってくる冬鳥で、春が近づくと繁殖地の北方へ戻る「北帰行」の時期を迎えます。屈斜路湖・砂湯について、摩周湖観光協会(弟子屈なび)の公式サイトでは「シベリアから渡ってきたオオハクチョウたちが群れをなして休憩する冬の風景は、砂湯の風物詩にもなっています」と紹介されています。

具体的に何月まで観察できるかは年の気候によって変動し、公式サイトでも明確な最終観察日までは案内されていません。真冬に見られた大きな群れは、4月に入ると北へ戻る個体が増えて数が減っていく時期にあたるため、4月に白鳥観察を予定している場合は「まだ残っているうちに早めに」出かけるのが確実です。観察スポットや見分け方の詳細は釧路の白鳥観察ガイドで紹介しています。

ゴールデンウィーク前の4月に釧路を訪れるメリットと注意点

釧路観光コンベンション協会のイベント一覧で2026年4月に確認できたのは、釧路市動物園の「春の遊園地まつり」(4月26日(日)・コイン式以外の遊具を無料開放)と、4月29日(水・祝)から5月6日(水・祝)にかけての「春の動物園まつり」です。桜の開花は釧路市公式サイトに具体的な時期の記載がなく、釧路さくらまつりは5月に入ってからの開催です(詳しくは釧路の花見ガイド釧路の春イベント特集を参照)。その意味で4月は、冬の観光素材が一段落し、夏の観光シーズンに向けた準備期間にあたる、いわば静かな端境期です。

一方で、4月25日からのノロッコ号運行開始や展望台の夏季営業切り替えなど、湿原観光は着実に夏モードへ切り替わっていきます。ゴールデンウィーク(4月末〜5月上旬)直前の4月後半に訪れれば、混雑を避けながらノロッコ号の今シーズン最初の便に乗車できるタイミングでもあります。5月以降に本格化する山菜や春の味覚については釧路の春の旬グルメ完全ガイド、翌月のゴールデンウィーク期の観光情報は釧路の5月観光ガイドであわせて確認してください。

宿泊は釧路市街のホテルのほか、阿寒湖温泉街の宿も湿原・タンチョウ観察へのアクセス拠点として便利です。4月はレンタカーや宿泊施設の予約が比較的取りやすい時期ですが、路面はまだ朝晩に凍結することがあるため、冬用タイヤの装着状況を事前に確認しておくと安心です。日の入り時刻は4月に入って日ごとに遅くなっていくため、日中の観光スケジュールを組む際は釧路の日の出・日の入り時刻もあわせて確認しておくと計画が立てやすくなります。

Q1. 釧路の4月の気温はどれくらいですか

A: 気象庁平年値で平均気温4.0℃、最高気温平均8.0℃、最低気温平均0.7℃です。3月より大きく上がりますが、朝晩は氷点下に近い日もあります

Q2. 釧路の4月はまだ雪が積もっていますか

A: 平年値の最深積雪は5cmで、3月(23cm)から大きく減ります。根雪はほぼ解けますが、朝は路面が再凍結することもあるため滑り止め付きの靴が安心です

Q3. くしろ湿原ノロッコ号は4月から乗れますか

A: 2026年は4月25日(土)から運行を開始し、4月25〜30日は1日1往復(1・2号)の運行です。全車指定席のため、みどりの窓口かえきねっとで乗車日の1か月前から予約してください

Q4. 釧路の4月にタンチョウは見られますか

A: 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは3月30日で閉館し4月は休館、阿寒国際ツルセンターの給餌も3月中旬(公式案内では3月12日まで・年度は要確認)で終わります。4月は給餌場での観察が難しくなる時期です

Q5. 釧路の4月にゴールデンウィーク前のイベントはありますか

A: 釧路観光コンベンション協会のイベント一覧では、釧路市動物園の「春の遊園地まつり」(2026年4月26日)と「春の動物園まつり」(4月29日〜5月6日)が確認できます。桜の見頃は5月に入ってからです

※本記事記載の日程・時間・料金は執筆時点(2026年9月)の情報です。年によって変更される場合があるため、各公式サイトで最新情報をご確認ください。

知っておきたいポイント

  • 1気象庁平年値で4月の平均気温は4.0℃、最高気温平均8.0℃、最低気温平均0.7℃。日中は春めいても朝晩はまだ冷え込む
  • 2くしろ湿原ノロッコ号は2026年4月25日(土)運行開始。4月25〜30日は1日1往復(1・2号)のみの運行
  • 3鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは3月30日で閉館し4月1日〜9月30日は休館。給餌に頼るタンチョウの姿は見られなくなる
  • 4細岡ビジターズ・ラウンジと温根内ビジターセンターは4月から夏季の営業時間に切り替わる

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著者

くしろポータル編集部

最終更新

2026-09-16

出典の最終確認

2026-09-16

本記事は北海道釧路市・釧路町を生活拠点とするくしろポータル編集部が、釧路在住者の視点で執筆。公的機関の一次情報・現地確認・公式サイト・在住者の経験を基にリサーチし、 固有名詞・数値は公式サイト等の一次情報で確認し、確認に使った情報源は下の「参考にした公式情報」に掲載しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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