くしろ湿原ノロッコ号とは|2026年は現行車両ラストイヤー
くしろ湿原ノロッコ号は、JR北海道が釧網本線の釧路駅〜塘路駅間で運行する観光列車です。雄大な釧路湿原の中をゆっくり走行し、鉄路からしか見ることができない湿原の風景を楽しめる列車として親しまれてきました。
1998年(平成10年)から活躍してきた現行の「2代目くしろ湿原ノロッコ号」車両は、老朽化に伴い2026年をもって運転を終了します。JR北海道公式サイトでは「2026年度をもって運転を終了します」と明記され、ラストランとして**10月9日(金)にノロッコ川湯温泉号(釧路〜川湯温泉)、10月10日(土)にくしろ湿原ノロッコ1・2号(釧路〜塘路)**を運転すると案内されています(2026年9月12日確認)。2026年に乗車を検討している方は、この点を踏まえてスケジュールを立てるとよいでしょう。
2026年の運行期間・区間・停車駅・所要時間
2026年の定期運行日は、3月発表のプレスリリースでは4月25日(土)〜10月4日(日)のうち計141日間とされ、その後ラストランとして10月9日(金)・10日(土)が追加されています(最終運行日は10月10日)。運行区間は釧路駅〜塘路駅間で、停車駅は東釧路駅・釧路湿原駅・細岡駅です。
釧路発11:06のノロッコ2号を例にすると、東釧路11:12、釧路湿原11:32、細岡11:38を経て塘路11:51着と、時刻表上の所要時間は約45分です。運行日は月によって異なるため、訪問前にJR北海道公式サイトの運行カレンダーで最新の日程を確認してください。
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時刻表|通常期の1往復と繁忙期の2往復
運行本数は時期によって異なり、通常期は1日1往復(ノロッコ1号・2号)、2往復(ノロッコ1〜4号)で運転される日もあります(釧路・阿寒湖観光公式サイトによると2026年は7/11〜12、7/18〜8/9、8/15〜9/6、9/10〜13、10/1〜4)。2026年の時刻表は次のとおりです。
釧路→塘路(上り)
| 列車 | 釧路発 | 東釧路発 | 釧路湿原発 | 細岡発 | 塘路着 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノロッコ2号 | 11:06 | 11:12 | 11:32 | 11:38 | 11:51 |
| ノロッコ4号 | 13:34 | 13:39 | 13:58 | 14:03 | 14:16 |
塘路→釧路(下り)
| 列車 | 塘路発 | 細岡発 | 釧路湿原発 | 東釧路発 | 釧路着 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノロッコ1号 | 12:17 | 12:32 | 12:38 | 12:59 | 13:05 |
| ノロッコ3号 | 14:50 | 15:04 | 15:08 | 15:28 | 15:34 |
ノロッコ3号・4号は2往復運転日のみの運行です。運休日や1往復・2往復の切り替え日はカレンダーで細かく設定されているため、くしろ湿原ノロッコ号の運行日全体はJR北海道公式サイトで確認するのが確実です。
座席・車両編成|全車指定席、一般客車と展望客車の違い
くしろ湿原ノロッコ号は全車指定席で、自由席はありません。乗車には事前予約が必要です。編成は機関車+客車4両で、号車ごとに車両のタイプが異なります。
| 号車 | 車両タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 1号車 | 一般客車 | 4名用ボックスシート。昔懐かしい雰囲気の車両で、2〜4号車と比べて窓がやや小さい |
| 2号車 | 展望客車 | 大きな窓の木製座席(6名用ボックスシート+2名用ベンチシート)。車内販売カウンターを併設 |
| 3・4号車 | 展望客車 | 大きな窓の木製座席(6名用ボックスシート+2名用ベンチシート) |
一般客車と展望客車では窓の大きさや座席の形が異なるため、車窓を重視するか、レトロな雰囲気を楽しみたいかなど、目的に応じて予約時に号車を選ぶとよいでしょう。座席の位置による見え方の違いなど、これ以上の詳細は公式サイトで確認してください。
予約方法と料金
指定席券は、全国のJRみどりの窓口、またはインターネット予約サービス「えきねっと」で乗車日の1か月前から購入できます。
料金は乗車券と指定席券の合算です。釧路〜塘路間は乗車券680円+指定席券1,000円で大人片道1,680円、こどもは半額です。後述する「ノロッコ川湯温泉号」で釧路〜川湯温泉間まで乗車する場合は、大人片道3,240円(乗車券+指定席券)になります。
期間限定の特別運行|川湯温泉号・よくばりノロッコ号・夕陽ノロッコ号
通常の釧路〜塘路間の運行に加えて、2026年は次の3種類の特別運行が予定されています。
- ノロッコ川湯温泉号:6月6日(土)・6月27日(土)・9月19日(土)の計3日間、釧路駅〜川湯温泉駅まで延長運転。エゾイソツツジが見頃を迎える6月と、秋の気配が近づく9月に運行されます
- よくばりノロッコ号:8月10日(月)〜8月14日(金)の5日間運転。下り運転時に釧路湿原駅で約1時間停車し、細岡展望台からの眺望や細岡ビジターズ・ラウンジへの立ち寄りを楽しめます
- 夕陽ノロッコ号:9月20日(日)〜9月30日(水)の11日間運転。釧路湿原に沈む夕日を車窓から鑑賞できる時間帯に走ります
いずれも運行日が限られているため、乗車したい場合はJR北海道公式サイトで日程を確認したうえで早めに予約するとよいでしょう。
冬に運行する「SL冬の湿原号」との違い
くしろ湿原ノロッコ号は4月下旬〜10月上旬の運行で、冬季は運休します。冬の道東を走る観光列車としては、SL冬の湿原号という別の列車が運行されており、こちらは蒸気機関車が客車を牽引して釧路駅〜標茶駅間を走ります(JR北海道公式)。運行時期・区間・車両がノロッコ号とは異なるため、冬に釧路湿原の鉄道旅を計画している方は、SL冬の湿原号の情報を確認してください。
ノロッコ号を起点にした釧路湿原観光
ノロッコ号の終点・塘路駅の周辺には、塘路湖をはじめとした釧路湿原の見どころが点在しています。カヌーツアーや野鳥観察のスポットもあるため、ノロッコ号で塘路駅まで移動し、現地で自然を楽しむプランを検討してみるのもよいでしょう。
釧路湿原全体の見どころやベストシーズンについては釧路湿原観光の完全ガイド、ノロッコ号やSL冬の湿原号を含めた釧路の鉄道旅の楽しみ方は観光列車完全ガイドにまとめています。釧路旅行全体の日程を組み立てたい方は、釧路観光モデルコースもあわせて参考にしてください。
Q1. くしろ湿原ノロッコ号2026年の運行期間はいつですか
A: 2026年4月25日(土)から運行し、定期運行の計141日間に加えて10月9日(金)・10日(土)のラストランが設定されています。最終運行日は10月10日です
Q2. ノロッコ号に自由席はありますか
A: 全車指定席で自由席はありません。乗車にはみどりの窓口かえきねっとでの事前予約が必要です
Q3. ノロッコ号の料金はいくらですか
A: 釧路〜塘路間は乗車券680円+指定席券1,000円の合計1,680円(大人・2026年)。こどもは半額です
Q4. 一般客車と展望客車はどう違いますか
A: 1号車の一般客車は4名用ボックスシートで窓がやや小さく、2〜4号車の展望客車は大きな窓と6名用ボックスシート・2名用ベンチシートを備えます
Q5. 冬もノロッコ号は運行していますか
A: いいえ。冬季はSL冬の湿原号という別の観光列車が運行され、ノロッコ号とは運行時期・区間・車両が異なります
公式サイト・参考リンク
※本記事記載の運行日程・料金は執筆時点の情報です。状況により変更となる場合があるため、最新情報はJR北海道公式サイトでご確認ください。





