釧路そばはメニューで選ぶとぐっと面白くなる
釧路そばは緑がかった麺と、昆布・鰹ベースの上品な出汁が特徴の道東名物です。ただし釧路そばの魅力は麺や出汁だけではありません。「かしわそば」「種込」「無量寿」「カレー南蛮」など、釧路ならではの個性的なメニューが数多く存在するのも大きな魅力です。この記事では、釧路そばを注文する際に知っておきたい代表的なメニューを一つずつ解説します。どのメニューも店によって特徴があるため、旅の目的や気分に合わせて選んでみてください。
かしわそば|まず食べたい釧路そばの定番
釧路そばの中でもっともポピュラーなのが「かしわそば」です。「かしわ」とは鶏肉のことで、鶏肉を具に使った温かいそばを指します。昆布と鰹でとった出汁に鶏肉の旨味が溶け込み、優しく上品な味わいに仕上がるのが特徴です。釧路市内の多くのそば店でメニューに載っている定番中の定番といえます。初めて釧路そばを食べる方は、まずこのかしわそばから試してみると、釧路そば独特の出汁の風味を分かりやすく体験できます。
種込(たねこみ)|卵とじの名物は「そば処 星の」で
「種込(たねこみ)」は、卵でふんわりとじた温かいそばです。釧路のそば店の中でも独自性の強いメニューのひとつです。
種込の名物として特に知っておきたいのが「そば処 星の」(旧 東家川北分店、2025年12月に改称)です。川北店(釧路市川北町7-14、電話0154-23-1750、火曜定休、2026年8月時点)では毎朝そばを手打ちしており、国産そば粉を使った生地から丁寧に仕込まれています。定番の種込は1,500円、辛みを効かせた「辛種込」は1,700円で提供されています(価格は2026年8月時点、変更の可能性があります)。手打ちならではのコシと、卵のまろやかさが溶け込んだ出汁の組み合わせは、種込を代表する一杯として一度は味わっておきたいメニューです。詳しいメニューや店舗情報はそば処 星の の詳しい紹介で確認できます。
無量寿(むりょうじゅ)|竹老園発祥のごま油そば
「無量寿(むりょうじゅ)」は、釧路の老舗そば店「竹老園 東家総本店」が生み出したとされるメニューです。ごま油をそばに絡めて食べるのが最大の特徴で、卵黄などと混ぜ合わせながらいただく、他店ではあまり見られない独特の食べ方をします。ごま油の香ばしさとそばの風味が一体になった味わいは、釧路そばの奥深さを象徴する一皿です。
なお、竹老園を起源とする釧路のそば文化は、緑がかった麺や「かしわぬき」(かしわそばから麺を抜いた吸い物)などとあわせて、文化庁の「100年フード」にも認定されています。無量寿はそうした釧路そばの歴史の中で生まれた、竹老園ならではの名物メニューとして知られています。
カレー南蛮・カレーそば|釧路の蕎麦屋のもう一つの顔
釧路の蕎麦屋では「カレー南蛮」「カレーそば」も定番メニューのひとつです。鰹・昆布の和風出汁にカレーを合わせた和洋折衷の一杯で、冷え込む道東の気候にぴったりの温まる味わいが支持されています。多くの店で「カレーそば」と「カレーうどん」を選べるようになっており、麺の食感で好みを選ぶのも楽しみ方のひとつです。カレーうどんとの違いや釧路ならではの楽しみ方は、釧路のカレーうどんで詳しく紹介しています。
また、飲み会や食事の締めにそばを食べる文化が根付いているのも釧路の特徴です。夜遅くまで営業する蕎麦屋も多く、シメそばとして軽く一杯楽しむスタイルも定着しています。
Q1. 種込はどこで食べられますか?
A: 種込の名物として知られるのは「そば処 星の」(旧 東家川北分店)です。川北店は釧路市川北町7-14にあり、火曜定休で営業しています(2026年8月時点)。
Q2. 無量寿はどの店の名物メニューですか?
A: 無量寿は釧路の老舗「竹老園 東家総本店」が発祥とされるメニューです。純正の黒ごま油をそばに絡めて食べる独特の一杯です。
Q3. かしわそばと種込の違いは何ですか?
A: かしわそばは鶏肉入りの温かいそば、種込は具材を卵でとじた温かいそばです。どちらも釧路そばの定番ですが、卵とじならではのまろやかさを味わえるのが種込の特徴です。
Q4. カレー南蛮とカレーそばは同じメニューですか?
A: 店によって呼び方が異なりますが、いずれも和風だしにカレーを合わせたそばを指すことが多く、内容はほぼ同じと考えて問題ありません。詳しい違いは店舗ごとのメニュー表記で確認するのがおすすめです。







