釧路の1月観光は、気象庁の平年値で平均気温が-4.8℃まで下がる一年で最も厳しい寒さのなかで、タンチョウの給餌ピークやSL冬の湿原号、阿寒湖のワカサギ釣りといった冬ならではの体験が集中する時期です。正月休みで訪れる人も多いこの時期は、気温データを踏まえた服装と、年末年始特有の施設の休業日を事前に押さえておくことが、旅程を組むうえでのポイントになります。
気温データで見る釧路の1月(気象庁平年値)
気象庁・釧路地方気象台が公表する平年値(1991〜2020年)によると、釧路の1月の平均気温は-4.8℃、日最高気温の平均は-0.2℃、日最低気温の平均は**-9.8℃**です。12月・1月・2月を比較すると、1月が最も冷え込みの厳しい月であることがわかります。
| 月 | 平均気温 | 最高気温平均 | 最低気温平均 | 降雪量(合計) |
|---|---|---|---|---|
| 12月 | -1.9℃ | 2.5℃ | -7.0℃ | 26cm |
| 1月 | -4.8℃ | -0.2℃ | -9.8℃ | 32cm |
| 2月 | -4.3℃ | -0.1℃ | -9.4℃ | 27cm |
(出典:気象庁・釧路地方気象台 平年値、1991〜2020年)
1月の降水量の平年値は40.4mmと年間でも少なめで、日照時間は186.7時間と冬型の晴天が多いのも釧路の特徴です。日中も最高気温の平年値が氷点下(-0.2℃)にとどまるため、日が差していても油断できない寒さが続きます。より詳しい月別の気温・降雪データは釧路の気温|年間平均・月別データ・冬の寒さと服装の目安にまとめています。
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釧路の1月旅行の服装・持ち物
平年値で最低気温の平均が-9.8℃まで下がる1月は、本州の真冬よりもさらに一段階厳重な防寒が必要です。基本は次の3層構造です。
- インナー:ヒートテックなど保温性のある下着
- ミドルレイヤー:フリースやダウンベストで空気の層を作る
- アウター:防風・防水性のある厚手のダウンジャケット
- 足元:滑り止め付きの防寒ブーツ。路面凍結に備えてアイスグリッパーがあると安心
- 小物:手袋(スマートフォン対応が便利)、ニット帽、マフラーやネックウォーマー、貼るカイロを複数枚
屋外で長時間過ごすタンチョウ観察やSL冬の湿原号の乗り換え待ちでは、体感温度がさらに下がります。カメラやスマートフォンのバッテリーは寒さで消耗が早くなるため、予備を体の近くで保温しておくのもポイントです。冬道の運転に不慣れな場合は、冬道運転の注意点もあわせて確認しておきましょう。
タンチョウ観察のベストシーズン|鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと阿寒国際ツルセンター
1月は、タンチョウ観察がもっとも見ごたえのある時期のひとつです。日本野鳥の会が運営する鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは、公式サイトによると開館期間が10月1日〜3月30日、開館時間は午前9時〜午後4時、入場は無料です。給餌はタンチョウの食物が限られる11月から3月にかけて行われ、公式サイトでは12月上旬に給餌が始まり、12月下旬から1月上旬にかけて最大200羽程度が飛来すると案内されています。1月は、まさにこの飛来数のピークにあたる時期です。
休館日は毎週火曜・水曜と毎月第1木曜日(祝日は開館)に加えて、公式サイトによると12月26日〜1月1日と3月31日も休館となります。年末年始に訪れる場合は、この期間が休館にあたる点に注意してください。
もうひとつの観察スポットが「阿寒国際ツルセンター」(阿寒町)です。施設公式サイトによると、朝の給餌は通常8時頃に行われますが、時期や天候によって変わるため、訪問前に公式サイト(0154-66-4011)で最新情報を確認するのが確実です。1月は繁殖期の求愛ダンスが見られ始める時期でもあり、給餌場に集まったタンチョウ同士が鳴き交わす姿も観察のみどころです。
観察スポットの詳しい行き方や撮影のコツ、観察マナーはタンチョウ観察ガイドで詳しく解説しています。
SL冬の湿原号|2026年シーズンは1月17日運行開始・2027年は発表待ち
冬の釧路を象徴する観光列車が「SL冬の湿原号」です。JR北海道公式サイトによると、釧網本線の釧路〜標茶間を運行する冬季限定の蒸気機関車で、通年運転ではなく冬の期間限定運行です。
2026年シーズンの実績では、1月17日に運転を開始し3月15日まで、木〜日曜日を中心に計32日間運行されました。釧路〜標茶間の片道料金は乗車券1,380円+指定席券1,680円の合計3,060円(小児は半額)で、全席指定のため予約が原則必要です。
2027年1〜3月シーズンの運転日・時刻表は、本記事の執筆時点(2026年9月)ではまだ発表されていません。JR北海道は例年10月頃に翌シーズンの運転計画を発表するため、1月に乗車を計画する場合は、公式サイトの発表を待ってから予約日程を組むことになります。予約方法・座席の選び方・服装の詳細はSL冬の湿原号ガイドで解説しています。
阿寒湖の氷上アクティビティ|あいすランド阿寒のワカサギ釣り
阿寒湖は冬になると全面結氷し、氷上に「あいすランド阿寒」が設営されます。運営する有限会社広大の情報では、直近シーズンは2025年1月17日午前8時から一部オープンし、天然ワカサギ釣り・ワカサギの引っ掛け釣り・四輪バギー・バナナボートから営業を開始、スノーモービルとアイススケートは準備が整い次第の順次オープンでした。氷の状態によって開始・終了の時期は年ごとに前後するため、例年1月上旬から中旬にかけてのオープンを見込みつつ、訪問前に公式で確認するのが確実です。
予約は不可で、当日受付の先着順です。遊漁券が必要な場合はローソン・阿寒湖漁業協同組合・あいすランド阿寒の受付で購入できます。ワカサギ釣りテント内へのストーブなど暖房器具の持ち込みは禁止されているため、防寒着は各自でしっかり準備しておく必要があります。料金・営業時間の詳細、持ち物リストは阿寒湖ワカサギ釣りガイドにまとめています。
厳寒期の1月は、ダイヤモンドダストなどの冬限定の自然現象も観察のチャンスが増える時期です。氷上アクティビティとあわせて、早朝の気象条件にも注目してみてください。
阿寒湖氷上フェスティバル「冬華美」は2月から|1月は準備期間
阿寒湖温泉街に隣接して開催される「阿寒湖氷上フェスティバル ICE・愛す・阿寒『冬華美』」は、公式サイトによると2026年シーズンが**2月1日(日)〜3月1日(日)**の開催で、期間中は毎晩20時から花火が打ち上げられました(開場19時30分、歓迎セレモニー19時45分〜)。氷上会場でのイベント終了後も、花火のみ3月15日まで延長して打ち上げられています。
つまり1月の時点では、氷上フェスティバルはまだ開催前の準備期間にあたります。1月に釧路・阿寒湖を訪れる場合は、氷上フェスティバルよりも前述のワカサギ釣りやタンチョウ観察が中心になる点を踏まえて旅程を組むとよいでしょう。次回シーズンの開催期間は、例年秋から冬にかけて釧路・阿寒湖観光公式サイトで発表されます。
釧路の正月・年始の過ごし方と施設の休業に注意
1月に釧路を訪れる人の多くが重なるのが、正月の年始休みです。年始は多くの観光施設・商業施設で営業時間が変則的になるため、事前確認が欠かせません。
釧路市動物園は、公式サイトによると12月〜2月の水曜日に加えて年末年始(12月29日〜1月2日)が休園日です。入園料は一般580円、中学生以下は無料です。フィッシャーマンズワーフMOOは、公式サイトによると1月1日が全館休業で、1月2日・3日はMOO1階(ショッピングゾーン)のみ10:00〜17:00に短縮営業します(通常期の1階は11〜4月が10:00〜18:00)。和商市場は、公式サイトによると通常営業が月〜土曜8:00〜17:00で、日曜は月によって営業日が異なります。年末年始の具体的な営業日はカレンダーで公表されているため、訪問前に公式サイトで確認してください。
初詣や初日の出など、釧路ならではの正月の過ごし方は釧路の年末年始・初詣スポットガイドで詳しく紹介しています。あわせて、日の出時刻は年によって変わるため、釧路の日の出・日の入り時刻ツールで訪問日の時刻を確認しておくと、初日の出や早朝のタンチョウ観察の計画が立てやすくなります。
アクセス・宿泊の注意点
1月の釧路は積雪・路面凍結が日常的で、レンタカーを利用する場合はスタッドレスタイヤ装着車を選ぶのが前提になります。急ブレーキ・急ハンドルを避け、車間距離を普段より大きく取った運転を心がけてください。ホワイトアウトと呼ばれる吹雪で視界がゼロになることもあるため、冬道運転の注意点も出発前に確認しておくと安心です。
たんちょう釧路空港は冬季、吹雪による欠航や遅延のリスクがあります。1月は正月休みと重なり航空便が混み合う時期でもあるため、帰りの便には余裕を持ったスケジュールを組んでおくのが賢明です。
宿泊は釧路市街地のホテルを拠点にすると、SL冬の湿原号の午前発の乗車や、早朝のタンチョウ観察への移動がしやすくなります。阿寒湖温泉に宿泊すれば、ワカサギ釣りや温泉、翌シーズンの氷上フェスティバルを見据えた下見も兼ねられます。エリアや宿泊施設の選び方は、旅行予約サイトで空室状況や設備を比較しながら検討するとよいでしょう。
年末に釧路を訪れる予定がある人は釧路の12月観光ガイド、2月以降の旅程を検討している人は釧路の2月観光ガイドもあわせてご覧ください。
Q1. 釧路の1月の気温はどれくらいですか
A: 気象庁平年値で平均気温-4.8℃、最高気温平均-0.2℃、最低気温平均-9.8℃です。一年のなかでも特に冷え込みが厳しい時期にあたります
Q2. 釧路で1月にタンチョウは見られますか
A: 見られます。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリでは公式サイトによると12月下旬〜1月上旬に給餌場へ最大200羽程度が飛来するピーク時期です。ただし12月26日〜1月1日は休館のため注意してください
Q3. SL冬の湿原号は1月に乗れますか
A: 例年1月中旬から運行が始まります。2026年シーズンは1月17日〜3月15日の運行実績で片道3,060円でした。2027年シーズンの日程はJR北海道が例年10月頃に発表します
Q4. 阿寒湖のワカサギ釣りはいつから楽しめますか
A: 例年1月上旬から中旬に「あいすランド阿寒」がオープンします。2025年シーズンは1月17日オープンの実績で、氷の状態によって時期が前後するため訪問前の確認がおすすめです
Q5. 阿寒湖氷上フェスティバル「冬華美」は1月に見られますか
A: 見られません。2026年シーズンは2月1日〜3月1日の開催で、1月は開催前の準備期間にあたります
Q6. 正月三が日に釧路の観光施設は営業していますか
A: 施設により異なります。釧路市動物園は年末年始(12月29日〜1月2日)が休園、フィッシャーマンズワーフMOOは1月1日が全館休業で1月2日・3日は一部フロアが短縮営業です







