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釧路の農水産物の域外出荷と輸出

生乳は関東へ、牛肉は首都圏へ

釧路の生乳・牛肉・野菜がどこへ出荷されているかを一次情報で整理。生乳の約3割はほくれん丸で関東へ、eビーフは首都圏へ、野菜は札幌市場へ出荷されます。釧路港の国際コンテナ航路の歴史もあわせて紹介します。

釧路港から積み出される貨物船

Photo: Kushiro Port Hokkaido Japan02s5 / Wikimedia Commons

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編集部
くしろポータル編集部

釧路市・釧路町在住の編集部が一次情報・公的機関データをもとに執筆。編集方針

この記事のポイント

  • 1釧路管内の生乳出荷量の約3割は、高速貨物船「ほくれん丸」などで釧路港から毎日関東方面へ移出されている(釧路総合振興局調べ)
  • 2肉用牛は乳用種活用が主体で、黒毛和種は「阿寒丹頂黒和牛」、アバディーンアンガス種は「eビーフ」として主に首都圏へ出荷される
  • 3野菜は公設地方卸売市場を経由する系統販売のほか札幌市場へも出荷。釧路港は2002年に韓国・釜山港とのコンテナ定期航路を開設した歴史を持つ

釧路の農水産物は、そのすべてが地元で消費されるわけではありません。生乳の一部は貨物船で関東へ、ブランド牛肉は首都圏へ、特産野菜は札幌市場へと、それぞれ異なるルートで域外に届けられています。本記事では、釧路市・釧路総合振興局・釧路市公式サイトなど一次情報で確認できる範囲に絞り、釧路の農水産物がどこへ、どのように出荷されているかを整理します。なお、海外輸出については具体的な取扱品目・金額を示す公式データを確認できなかったため、本記事では扱いません。確認でき次第、追記します。

生乳の約3割は「ほくれん丸」で毎日関東へ

釧路総合振興局「釧路管内の現況」によると、釧路管内(釧路市・釧路町・厚岸町・浜中町・標茶町・弟子屈町・鶴居村・白糠町)の出荷乳量の約3割は、高速貨物船「ほくれん丸」などを使って釧路港から毎日関東方面へ移出されています。

釧路管内は令和6年時点で乳用牛約12.8万頭、生乳生産量約52.3万tという規模の酪農地帯で、農協(JA)ごとに飼養頭数・生乳受託量が異なります。管内全体のJA別データや生乳ブランドの詳細は根釧の酪農で紹介しているので、あわせてご覧ください。

釧路市(釧路・阿寒・音別)に限ると、生乳は市内の「よつ葉乳業根釧工場」へ搬入されるほか、一部は道外へも輸送されています。市単独の農家戸数・飼養頭数などのデータは釧路市の農業・酪農で解説しています。

肉用牛は乳用種活用が主体、黒毛和種とアンガス種はブランド化

釧路市「釧路市の農業概要2023」によると、釧路市の肉用牛経営は乳用種を活用した経営が主体です。そのうえで、黒毛和種を使った牛肉は**「阿寒丹頂黒和牛」としてブランド化され、アバディーンアンガス種を使った牛肉は「eビーフ」として主に首都圏へ出荷**されています。ビール酵母を飼料に活用するなど、差別化に取り組む生産者もいます。

釧路市の肉用牛の飼養頭数は5,492頭(2023年度・釧路562頭・阿寒4,725頭・音別205頭)で、地区別では阿寒地区が最も多くなっています。

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特産野菜は公設地方卸売市場から札幌市場へも

釧路市の野菜生産は、葉菜・根菜を中心に約40種類にのぼり、白菜・ほうれんそう・キャベツ・大根の4品目が特産品として販売総額の大半を占めています。釧路市によると、これらの野菜は1973年に完成した中央卸売市場(現在の公設地方卸売市場)を経由する系統販売が中心で、一部の生産者は自ら直売所を設けて販売するほか、札幌市場へも出荷されています。法人経営のハウス栽培では、パプリカやイチゴといった品目も生産されています。

釧路管内全体では、内陸部の畑作(馬鈴しょ・てん菜・そば)や大根・ほうれん草・キャベツなどの野菜生産も行われており、より広域なデータは釧路市の農業・酪農で紹介しています。

釧路港と国際コンテナ航路の歴史

生乳や農産物の主な出荷先は国内(関東・札幌)ですが、釧路港には国際コンテナ航路が開設された歴史もあります。釧路市公式サイト「釧路港の概要」によると、平成14年(2002年)に第4埠頭が一部完成し、ひがし北海道初の水深マイナス14mバースを含む3バースが供用開始されると同時に、韓国・釜山港との外貿コンテナ定期航路が開設されました。

港の水揚げ・水産加工の仕組みについては釧路港の物流と役割、水揚げ量のデータは釧路漁港の水揚げと釧路の漁業で詳しく紹介しています。現時点の就航状況や便数、貨物量、輸出額といった最新の統計は、釧路市港湾空港課または北海道開発局釧路港湾事務所の公式情報で確認するのが確実です。

買える場所・取り寄せ

釧路の牛肉・乳製品は、次の公式窓口から全国どこからでも取り寄せができます。

  • 釧路市ふるさと納税公式サイト:阿寒モルト牛・阿寒ポーク・エゾシカ肉・チーズなどの返礼品を掲載(kushiro-furusato.jp)
  • JAくしろ太田公式サイト:「あっけし極みるく65」「あっけし極びいふ」を扱う。Aマート釧路太田店・厚岸味覚ターミナルコンキリエでも購入できる(ja-kushirooota.or.jp)
  • 鶴居村ふるさと納税公式サイト:ナチュラルチーズなどの返礼品を掲載(tsurui-furusato.jp)

Q1. 釧路の生乳はどこへ出荷されていますか

A: 釧路総合振興局によると、釧路管内の出荷乳量の約3割が「ほくれん丸」などの貨物船で釧路港から毎日関東方面へ移出されています

Q2. 釧路のブランド牛肉「eビーフ」とは何ですか

A: アバディーンアンガス種を使った牛肉で、釧路市の農業概要によると主に首都圏へ出荷されています

Q3. 釧路の特産野菜はどこで流通していますか

A: 白菜・ほうれんそう・キャベツ・大根などは公設地方卸売市場を経由する系統販売が中心で、札幌市場へも出荷されています

Q4. 釧路港に国際コンテナ航路はありますか

A: 釧路市公式サイトによると、2002年に韓国・釜山港との外貿コンテナ定期航路が開設された歴史があります

Q5. 釧路の農水産物の海外輸出額は分かりますか

A: 本記事の執筆時点では、輸出品目・金額を示す公式データを確認できなかったため扱っていません。最新情報は釧路市や北海道開発局の公式サイトでご確認ください

公式サイト・参考リンク

※本記事の数値は執筆時点(2026年9月)で公開されていた情報に基づきます。最新の数値は釧路市・釧路総合振興局または各公式サイトでご確認ください。

知っておきたいポイント

  • 1釧路管内の生乳出荷量の約3割は「ほくれん丸」などの高速貨物船で釧路港から毎日関東方面へ運ばれている(釧路総合振興局調べ)
  • 2アバディーンアンガス種を使った牛肉「eビーフ」は主に首都圏へ出荷されるブランド牛肉(釧路市の農業概要より)
  • 3釧路市の特産野菜(白菜・ほうれんそう・キャベツ・大根)は公設地方卸売市場経由の系統販売のほか、札幌市場にも出荷される
  • 4釧路港は平成14年(2002年)に韓国・釜山港との外貿コンテナ定期航路を開設した歴史がある(釧路市公式)

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この記事の信頼性について

著者

くしろポータル編集部

最終更新

2026-09-13

出典の最終確認

2026-09-13

本記事は北海道釧路市・釧路町を生活拠点とするくしろポータル編集部が、釧路在住者の視点で執筆。公的機関の一次情報・現地確認・公式サイト・在住者の経験を基にリサーチし、 固有名詞・数値は公式サイト等の一次情報で確認し、確認に使った情報源は下の「参考にした公式情報」に掲載しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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