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釧路のビアガーデンが特別な理由
北海道の短い夏を彩る風物詩として、ビアガーデンは道民にとって欠かせないイベントです。中でも釧路のビアガーデンは、他の地域にはないユニークな魅力を持っています。最大の特徴は、何といっても涼しい気候です。釧路の7〜8月の平均気温は18〜20度で、本州の猛暑とは無縁の快適な環境でビールを楽しめます。蒸し暑さがなく、爽やかな海風が吹き抜ける中でのビアガーデンは、他の都市では味わえない贅沢な体験です。ただし、涼しいということは夜になると肌寒くなることも意味します。夕方以降は15度前後まで気温が下がることがあるため、薄手のジャケットやカーディガンは必ず持参しましょう。もうひとつの大きな魅力は、北海道の食材を使った贅沢なフードメニューです。本州のビアガーデンでは枝豆やフライドポテトが定番ですが、釧路では新鮮な海鮮の炭火焼き、ジンギスカン、ザンギ(北海道風唐揚げ)など、北海道ならではの豪華なメニューが楽しめます。特に釧路港直送のホタテやカキの炭火焼きは、ビアガーデンならではの臨場感と相まって格別の美味しさです。道東のクラフトビールを取り揃えるビアガーデンも増えており、大手ビールメーカーの生ビールだけでなく、地元のブルワリーが造るIPAやヴァイツェンなどの個性的なビールも楽しめます。
主なビアガーデンの開催情報
釧路エリアのビアガーデンは例年6月中旬から8月下旬にかけて開催されます。最も規模が大きいのが、釧路フィッシャーマンズワーフMOO周辺で開催される港湾エリアのビアガーデンです。釧路川沿いのロケーションで、幣舞橋や港の夜景を眺めながらビールを楽しめる最高のシチュエーションが自慢です。夕日の時間帯に合わせて訪れれば、世界三大夕日に数えられる釧路の夕暮れをビール片手に堪能できます。席数は500席以上を確保する大型会場で、予約不要のテーブルも多く設けられているため、ふらりと立ち寄ることも可能です。釧路市中心部のホテルでは、屋上やテラスを利用したビアガーデンプランを例年企画しています。コース料理と飲み放題がセットになったプランが多く、2時間飲み放題で4,000〜6,000円程度が相場です。高い場所からの夜景を楽しめるのがホテルビアガーデンの利点で、カップルやグループでの利用に人気があります。郊外の牧場や農園を会場としたビアガーデンイベントも近年注目を集めています。牧草地に長テーブルを並べ、牧場直送のチーズやソーセージ、ジンギスカンと地ビールを楽しむ「ファームビアガーデン」は、道東ならではの開放感あふれる体験として話題を呼んでいます。
ビアガーデンで味わいたい絶品フードメニュー
釧路のビアガーデンの楽しみは、ビールはもちろんのこと、充実した食のラインナップにあります。まず外せないのがジンギスカンです。新鮮なラム肉をもやしやタマネギと一緒にジンギスカン鍋で焼く北海道のソウルフードは、ビールとの相性が抜群です。脂が少なくヘルシーなラム肉は、ビールの苦みとよく合い、何杯でもいけてしまう危険な組み合わせです。タレに漬け込んだ味付きジンギスカンと、焼いた後にタレをつける後漬けタイプの2種類がありますので、お好みで選びましょう。海鮮の炭火焼きは釧路ならではの贅沢です。大粒のホタテ、プリプリのエビ、ジューシーなカキ、肉厚のホッケなど、炭火の遠赤外線でじっくり焼き上げた海鮮は、素材の旨みが凝縮されて最高の一品になります。バターと醤油を垂らしたホタテは、香ばしさが加わって絶品です。ザンギは北海道流の鶏の唐揚げで、生姜とニンニクの効いたしっかりした味付けが特徴です。カリッとした衣の中からジューシーな肉汁があふれ出し、ビールが進むおつまみの定番です。とうもろこしの炭火焼きは北海道の夏の味覚の代名詞で、甘みがぎゅっと詰まった焼きとうもろこしは子どもから大人まで大人気です。デザートには地元牧場のソフトクリームや、メロンなどの北海道フルーツがビアガーデンの締めくくりにぴったりです。
ビアガーデンをもっと楽しむコツ
釧路のビアガーデンを最大限に楽しむためのコツをご紹介します。まず時間帯は17時〜18時頃の来場がおすすめです。この時間帯なら席の確保がしやすく、日が長い夏の北海道では夕日が沈む19時頃までの明るい時間を楽しんだ後、徐々にライトアップされた夜の雰囲気に切り替わる最高の時間を過ごせます。グループで訪れる場合は、事前にコース予約しておくとスムーズです。飲み放題付きコースは1人4,000〜6,000円程度で、個別に注文するよりお得になることがほとんどです。コースにはジンギスカンや海鮮焼きなどのメインメニューに加え、サラダ、枝豆、フライドポテトなどの定番おつまみも含まれます。持ち物としては、前述のとおり防寒用の上着が最重要です。日中は暖かくても、日が沈むと急激に冷え込むことがあります。ブランケットを貸し出してくれるビアガーデンもありますが、自分で準備しておくと安心です。また、霧が出やすい時期は視界が悪くなり、衣服が湿ることもあるため、撥水性のあるアウターがあると便利です。公共交通機関やタクシーの利用を前提にしておくと、飲酒量を気にせず楽しめます。釧路駅周辺のホテルから徒歩圏内のビアガーデンなら、帰りの心配なく存分に楽しめるのでおすすめです。
ビアガーデン周辺のおすすめ観光スポット
ビアガーデンの前後に楽しめる周辺スポットもチェックしておきましょう。ビアガーデンが始まる前の午後には、幣舞橋周辺の散策がおすすめです。釧路のシンボルである幣舞橋は、欄干に4体のブロンズ像が並ぶ美しい橋で、夕日の名所としても知られています。橋の上からフィッシャーマンズワーフMOOや港を見渡し、釧路川の流れを眺めるのは心が落ち着くひとときです。MOO内にはお土産物店や飲食店が並んでいるため、ビアガーデン前の時間つぶしにも最適です。2階には釧路の特産品を販売するショップがあり、海産物の加工品や菓子類、地酒などのお土産を選ぶことができます。釧路は夏の日没が19時頃と遅いため、ビアガーデンに行く前に釧路市湿原展望台を訪れるプランもおすすめです。夕方の柔らかい光に照らされた湿原の景色は格別で、展望台からビアガーデンへ直行するルートは、自然と食の両方を楽しめる理想的なプランです。ビアガーデンの後は、釧路の夜の街を散策してみましょう。末広町エリアには数多くの飲食店が軒を連ね、2軒目のバーやスナックで釧路の夜を満喫できます。北海道三大歓楽街のひとつに数えられる栄町・末広町エリアは、コンパクトながら個性的な店が密集しており、地元の人との交流も楽しめます。
知っておきたいポイント
- 1釧路の夏は涼しいが夜は冷える。ビアガーデンには必ず上着を持参しよう
- 217〜18時の来場がベスト。夕日を眺めながらビールを楽しめる
- 3飲み放題付きコースは1人4,000〜6,000円が相場。個別注文よりお得
- 4霧が出やすい季節は撥水アウターがあると安心
- 5駅周辺のホテルから徒歩圏内のビアガーデンなら帰りの心配不要



